「昇進試験」と「昇格試験」の違いとは?分かりやすく解釈

「昇進試験」と「昇格試験」の違いとビジネス・就職・転職

この記事では、「昇進試験」「昇格試験」の違いを分かりやすく説明していきます。

「昇進試験」とは?

「昇進試験」とは?

昇進試験とは、しょうしんしけんという読み方をすべき言葉です。

漢字で書かれたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、職務上の地位が上がるといった意味の昇進の漢字に、知識や学力等を判断する事といった意味のある試験の漢字を加える事で完成した言葉となっています。

だからこそ昇進試験は、昇進を判断するために行う試験を表すのです。

「昇進試験」の使い方

昇進試験は、企業や組織内での地位を向上させるかどうかの判断を下すべく行われる試験を表現する際に使われる言葉となっています。

試験内容は実施する企業等によって違いはありますが、業務を行う上で必要となる知識やスキル、或いは役職が上がる事により必要になるであろう適応力や管理能力といった能力を見る事が多いです。

逆に言えば企業内や組織内で行われる昇進に関連したその様な試験を、昇進試験と呼んでいます。

「昇格試験」とは?

「昇格試験」とは?

昇格試験は、しょうかくしけんという読み方をする言葉です。

文字で記されたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、階級や格式が上がるという意味を持つ昇格に、能力や知識量等を評価するといった意味を有する試験の文字を付け足す事で成立した言葉となっています。

そのため昇格試験は、特定の人材が現在よりも高い等級の資格に昇格するに値するか否かを判断する試験を示すのです。

「昇格試験」の使い方

昇格試験は、ある人物の職位を昇格させるべきかを判断するために行われる試験を示す際に用いられる言葉となっています。

特に外資系企業で、その人物が管理職に適しているかどうかを見極めるために、昇格試験が行われる事が少なくありません。

昇格試験をパスする事で、社内の職能資格制度において今よりも高い資格に上がる事が出来ます。

「昇進試験」と「昇格試験」の違い

「昇進試験」と「昇格試験」の違い

昇進試験と昇格試験の文字表記を並べれば、2文字目に進と格という違う漢字が使用されている事に気付くはずです。

ですがその他の文字は同じであるため、混同する恐れのある言葉同士と言えます。

もっとも昇進試験は、文字通り会社内の地位である役職を上げるかどうかを判断する試験を表す言葉です。

一方の昇格試験の方は、社内の職能資格制度で現在よりも等級の高い資格に上がらせるかどうかを判断する試験を示します。

同じ様な意味合いに見えますが、昇進試験に合格して役職は上がっても社内の等級はそのままという事もあるのです。

同様に昇格試験で等級は上がっても、上の役職に空きがなければ昇進しない事もあります。

まとめ

まとめ

2つの言葉は、2文字目に進と各という漢字の違いがあるだけで、後の3つは同じ漢字が使用されているのです。

なのでかなり似た漢字であるため、ごっちゃになってしまう危険性がある言葉の組み合わせと言えます。

ただし昇進試験は、社内でとある人物を昇進させるべきか否かを判断するための、試験を表す言葉です。

対する昇格試験は、社内の職能資格制度において特定の人物の資格を上げるかどうかを見極めるための試験に対して用いる言葉となっています。