「退職証明書」と「離職票」の違いとは?分かりやすく解釈

「退職証明書」と「離職票」の違いビジネス・就職・転職

この記事では、「退職証明書」「離職票」の違いを分かりやすく説明していきます。

退職にまつわる書式を、学んでいきましょう。

「退職証明書」とは?

「退職証明書」とは?

「退職証明書」とは、会社を退職したことを証明する書類のこと。

「たしかに会社を退職いたしました」と書面で約束した用紙になります。

通常は退職時に会社から発行されるものですが、企業によっては退職者からの申し出がない限り、発行しないこともあります。

退職証明書のテンプレートには、退職者の氏名や住所、生年月日、入社日と退社日、退職にまつわる理由、退職した会社名などが記されています。

「退職証明書」が必要になってくるのは、おもに転職先の企業での事実確認です。

本当に会社に籍は置いていないのか、どのような理由で退社にいたったのか、その正確な内容を知りたい場合に提出を求められます。

万が一退職後に退職証明書が必要になった場合は、担当者に丁重に事情を説明して、自宅に郵送で送ってもらうなど手筈を整えておきましょう。

「離職票」とは?

「離職票」とは?

離職票とは、会社を退職したことを公的に証明する文書のこと。

公文書のひとつになります。

離職票は会社を辞めたあと、会社が退職者に対して発行するものです。

一般的には会社を辞めたあと、数日から数週間以内に退職者の自宅に郵送で発送されます。

離職票の用紙には、離職者の氏名や生年月日、住所や退職先の企業名が記載されています。

離職票が必要になってくるのは、失業給付金や国民健康保険の手続きをおこなうときです。

おもにハローワークや自治体の窓口など、公的な機関で書類の提出を求められます。

「退職証明書」と「離職票」の違い

「退職証明書」と「離職票」の違い

どちらも退社にまつわる手続きで、必要な書類です。

「退職証明書」「離職票」の違いを、分かりやすく解説します。

・公的な離職票
「退職証明書」「離職票」は仕事を辞めたあと、勤めていた企業から受け取る書類になります。

退職証明書は退職した事実を、書面で約束する書類です。

そのため転職先の企業が確認をおこなう際など、おもに民間で使われる用紙となります。

そして離職票は「雇用保険被保険者離職票」が正式名称です。

おもに失業手当を受け取る際に、必要になってくる書類です。

どちらも会社の人事部が発行するもので、離職票は希望する退職者に対して必ず発行することが義務付けられています。

退職証明書は離職票ほど公的な効力が無いものですが、希望する退職者がいれば、手続きをおこなってあげることが求められています。

企業にとっても退職者にとっても、円満な退社となるように、滞りの無い手続きを進めていきましょう。

まとめ

まとめ

「退職証明書」「離職票」の違いを分かりやすくお伝えしました。

どちらも会社を辞めた際に、企業が発行する書類になります。

退職証明書は、転職時に求められる私的な証明書です。

離職票は失業手当や健康保険の手続きをおこなう際に、役所で必要になる公的な書類です。

違いをおさえて、円満退社をめざしていきましょう。