この記事では、「大円筋」と「広背筋」の違いを分かりやすく説明していきます。
トレーニングの参考にしていきましょう。
「大円筋」とは?
大円筋(だいえんきん)とは、肩関節にちかい場所にある筋肉のこと。
腕を曲げたり伸ばしたりするときに、大切な筋肉のひとつです。
この筋肉を整えるとインナーマッスルが鍛えられて、メリハリのある後ろ姿を手に入れやすくなります。
そもそも大円筋は、肩甲骨と二の腕のちょうど中間地点にあります。
背中と腕を結びつけるように、細長くつながっています。
日常生活ではあまり使われない筋肉なので、意識してトレーニングしてあげることが大切です。
大円筋に厚みが出ると、腕の曲げ伸ばしがスムーズにおこなえるほか、メリハリのある背中に整いやすくなります。
「広背筋」とは?
広背筋(こうはいきん)とは、背中にながく伸びた筋肉のこと。
脇の下から腰にかけて、斜めにつながっているパーツです。
とても大きな筋肉なので、体の動作をなめらかに整える働きがあります。
広背筋はデスクワークをしている方にとっては、あまり強化される機会の少ない筋肉です。
そのため積極的にエクササイズやストレッチを加えてあげると、筋肉の質が良くなって、疲れにくい体を手に入れられるようになります。
また広背筋を鍛えておくと、体の背面がどんどん引き締まっていきます。
メリハリのあるボディや、逆三角形の体を目指したいときにもおすすめです。
「大円筋」と「広背筋」の違い
どちらもボディラインを整えるときに、必要な筋肉です。
「大円筋」と「広背筋」の違いを、分かりやすく解説します。
・より大きいのは「広背筋」
「大円筋」と「広背筋」はよく似ているので、間違えやすいです。
両者の大きな違いは、筋肉の大きさです。
大円筋は腕と脇の、中間くらいにあります。
ボディと腕をつなぎ留めている、とても小さな筋肉です。
肩甲骨にも関わっているので、腕を上げたり下げたり、肩をぐるぐる回す時にも良く使われています。
そのため大円筋を鍛えておくと、スムーズな腕の曲げ伸ばしができるようになります。
また「広背筋」は読んで字のごとく、広くて大きな筋肉をあらわします。
腕から背中、そして腰にかけて、とても大きなゾーンを占めています。
そのため肩甲骨とも密接に繋がりあっています。
体全身をつかった大きな動きに対しても、効果的な筋肉になっています。
背中のほぼ全域を覆っている筋肉なので広背筋を鍛えると、逆三角形のメリハリある体型が手に入りやすくなります。
まとめ
「大円筋」と「広背筋」の違いを分かりやすくお伝えしました。
大円筋は脇の下にある、小さな筋肉のこと。
細やかな動きをサポートする筋肉です。
そして広背筋は背中から腰にかけて伸びた、大きな筋肉です。
メリハリある体型を作りたい時にオススメの筋肉です。
「大円筋」と「広背筋」はつながっているので、できれば両方とも鍛えておくことがおすすめです。