この記事では、「小売業」と「物販業」の違いを分かりやすく説明していきます。
「小売業」とは?
「小売業」は、問屋さんという商品を大量に抱えているお店から商品を購入し問屋さんから購入した商品をお客に売るという物です。
または、個人から商品を購入することも一応「小売業」です。
その為、原則としては、必ず、商品などは問屋さんのように多くの商品が集まる場所から購入して最終的に消費者に渡るというのが「小売業」の原則です。
よって、ダウンロード販売などは、直接ゲームや音楽を販売している会社に収入が入るので、「小売業」という仲介者を通してないのでダウンロード商品は、「小売業」には入りません。
「物販業」とは?
「物販業」は、形がある商品を提供して販売している事業者すべてです。
これは、「小売業」という問屋さん側から商品を購入する側と、商品を確保して「小売業」の方々に商品を提供する大型倉庫のような会社も「物販業」が当てはまります。
何故なら、倉庫で商品を確保して第3者に提供しているので、問屋さんやそれを利用して商品を購入する「小売業者」さんも「物販業」です。
ただ物ではなく、サービスを提供している、散髪屋さんやお医者さんなどは、「物販業」では無い上、問屋さんを介してビジネスをしていないので「小売業者」さんでもありません。
また、自ら商品を作って販売するのも、「物販業」です。
「小売業」と「物販業」の違い
「小売業」と「物販業」の違いは、問屋さんを介して商品を提供する事業者であるか、単に物体である商品を提供する事業者であるかです。
つまり「物販業」は別に問屋さんを介さずに自分たちで物体を売れば、「物販業」になります。
「小売業」の例文
・『中古ゲームを扱う小売業を行う』
この例は、中古のゲームを扱うお店をすることで、商品の確保の仕方が、一括で商品を購入して売りさばくという方法であるという例です。
「小売業」は、取引先があり、問屋さんが主なんですが、今の時代、問屋を介さず個人同士でも物資のやり取りができるので、このケースは、問屋さんから商品を購入しているとは限りません。
「物販業」の例文
・『自動車の物販業の収入が減少する』
この例は、自動車を売ると業種の収入が減った例です。
「物販業」はモノを売るのでこのケースは自動車を売るという業種のことを指します。
まとめ
「小売業」に関しては、商品を売るというビジネスをしている側が第3者から商品を買い付けて売ることです。
逆に、「物販業」は、自分たちで商品を作り出して販売してもオッケーで「物販業」で物販は必ず、物である必要があり、ダウンロードコンテンツのようにデータの存在は認めないです。
では、セキュリティソフトのシリアルカードは、物販かですが、これは、物販になり、シリアルが物なので一応「物販業」になります。
よって両者の違いは、第3者から商品を買い受けるか、第3者から買い受けてもよいし、とにかく物を売れば「物販業」と呼ぶという違いです。
なので、自分のお店が物を扱っていれば、とりあえず「物販業」と呼べば良いです。