「発足」と「発会」の違いとは?分かりやすく解釈

「発足」と「発会」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「発足」「発会」の違いを分かりやすく説明していきます。

「発足」とは?

「発足」とは?

「発足」には2つの意味があります。

ひとつは、団体や組織などができて、活動を始めることです。

ある目的を持って集まった人たちによって出来上がった集団のことを意味します。

ただ組織などが設けられるという意味なのではなく、活動を始めるという意味も含まれています。

たとえば、自然を守ろうという人たちがいたとします。

一人でできることは限られていますが、複数人が集まれば大きなことができます。

そこで、自然を守ろうと考えている人たちが集まって団体ができたとします。

そして、募金を募ってその資金をもとに環境保全活動をするなどをしたとします。

集まりができて活動をしており、このことを「発足」といいます。

もう一つの意味は、目的地に向かって出ていくことです。

出発するといった意味になります。

「発足」の使い方

団体や組織などを作って活動を始めるという意味で使用をします。

一人で活動を始めることには使用しません。

活動を始めるという意味も含んで使います。

「発会」とは?

「発会」とは?

「発会」には2つの意味があります。

ひとつは、会を作って活動を始めることです。

「会」と名につく集団ができて、ある働きをすることを意味します。

会と名のつくものには、○○協力会、委員会、青年会などがあります。

これは、ある目的を同じにする人たちが集まって作られ、目的を達成するために活動が行われます。

たとえば文化祭実行委員会の場合は、文化祭を円滑に行うための活動をします。

具体的には、どのクラスが何を行うのかを把握したり、費用を分配したりなどを行います。

会ができるだけでなく、その後に活動をしています。

もう一つの意味は、取引所で各月の最初の立ち合いです。

「発会」の使い方

会と名のつくものを作って、それが活動を始めることという意味で使用をします。

名に会とつかないものには使用しません。

会ができるという意味だけでなく、活動を始めるという意味も含んで使います。

「発足」と「発会」の違い

「発足」と「発会」の違い

集まりを作って活動を始めることという意味が似ていますが、同じことを指しているのではありません。

違いは何を作るかです。

「発足」は団体、組織、会社などさまざまなものを指します。

また、目的地に向かって出ていくという意味もあります。

「発会」は委員会や協力会など会と名のつくものだけを指します。

「発足」の例文

「発足」の例文

・『1990年に発足をした』
・『発足から20年を迎える』
・『10人のメンバーが集まって発足された』
・『発足後の活動に期待している』

「発会」の例文

「発会」の例文

・『委員会が発会する』
・『やっとメンバーが集まって発会できた』
・『発会してから10年になります』
・『発会からこれまでを振り返る』

まとめ

まとめ

集まりを作って活動を始めるという意味が似ていますが、どのような集まりなのかという点に違いがあります。