みなさんは「グレゴリオ暦」と「ユリウス暦」というものがどのようなものなのかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「グレゴリオ暦」と「ユリウス暦」の違いを分かりやすく説明していきます。
「グレゴリオ暦」とは?
「グレゴリオ暦」は「太陽暦法の1つであり、1582年10月、ローマ法王グレゴリウス13世により施行された暦法のこと」を指しています。
「ユリウス暦」とは?
「ユリウス暦」も「太陽暦法の1つで共和政ローマの最高神祇官・独裁官・執政官だったガイウス・ユリウス・カエサルによって紀元前45年1月1日から実施された1年を365. 25日とする太陽暦のこと」を指しています。
「グレゴリオ暦」と「ユリウス暦」の違い
では、ここで「グレゴリオ暦」と「ユリウス暦」の違いを見ていきましょう。
どのような相違点があるのでしょうか?前述の通り「グレゴリオ暦」は「ローマ法王グレゴリウス13世により施行された暦法」であり、「ユリウス暦」は「ガイウス・ユリウス・カエサルによって紀元前45年1月1日に実施された太陽暦」です。
「グレゴリオ暦」は「ユリウス暦」を改良して作られた暦法のために基本的な点では大きな差異はないものの、「ユリウス暦」では閏年が400年に100回ありますが、「グレゴリオ暦」では97回となる点が異なっているのです。
「グレゴリオ暦」の例文
では、ここで「グレゴリオ暦」の例文を見ていきましょう。
具体的には以下のような文章が挙げられます。
・『グレゴリオ暦では325年にニケーア宗教会議の中で復活祭の日を決定するために春分の日を毎年3月 21日と定めた』
・『グレゴリオ暦は現代の太陽暦でもあり、4で割り切れる西暦年数を100で割り切れてさらに4で割り切れない場合を除き閏年としている』
「グレゴリオ暦」は現在の西暦と同じことですが、そのことを意識して生活している人がそんなにいないでしょう。
「ユリウス暦」の例文
次に「ユリウス暦」の例文を見てみることにしましょう。
具体的には以下のような文章が挙げられます。
・『ユリウス暦はカエサルが活躍していた時代にあって正確な暦でだったが、現代では限界がある暦法だ』
・『ユリウス暦はカエサルがエジプトの太陽暦をローマに採り入れたもので、ヨーロッパで広がり1582年まで続くことになった』
「ユリウス暦」のことは知識として知っていても、実際にどのようなものなのか知っている人は少ないでしょう。
まとめ
ここまで「グレゴリオ暦」と「ユリウス暦」という暦法がどのようなものなのか、そして、その違いを説明してきました。
日頃の生活の中では「グレゴリオ暦」がベースとなっている現代社会。
それでも特段意識することはないかもしれません。
しかし、時間の感覚的な経過が速く感じされる昨今、このような暦のことを意識することもいいかもしれません。
そして、日常生活の中で時間の上手な使い方を見直してみるいいきっかけになるかもしれません。