「進入禁止」と「立入禁止」の違いとは?分かりやすく解釈

「進入禁止」と「立入禁止」の違い専門用語・業界用語

みなさんは「進入禁止」「立入禁止」という言葉がどのような意味を持っているかご存知でしょうか?

そこでこの記事では、「進入禁止」「立入禁止」の違いを分かりやすく説明していきます。

「進入禁止」とは?

「進入禁止」とは?

「進入禁止」「しんにゅうきんし」という読み方になります。

この「進入禁止」は正式には「車両進入禁止」と呼ばれるもので、「この方から車が進入してはならない」ということを指しています。

あるいは「その標識」のことを意味しているのです。

赤地に白の横線が引かれた標識ですが、「進入禁止」は主に一方通行の出口に設置されます。

但し、通行そのものを禁止するものではなく、セニアカーやエンジンを切ったバイクの手押し走行は歩行者扱いとして規制の対象外となるのです。

「立入禁止」とは?

「立入禁止」とは?

「立入禁止」「たちいりきんし」という読み方になります。

この「立入禁止」とは「その場所に入ることを禁止すること」でり、特に「仮処分命令などによって一定の場所に入ることを禁止する」意味で使われています。

「進入禁止」と「立入禁止」の違い

「進入禁止」と「立入禁止」の違い

では、ここで「進入禁止」「立入禁止」の違いを見ていきましょう。

どのような相違点があるのでしょうか?「進入禁止」は、主に「一方通行の出口に設置された標識であり、「こちら側から車が進入できないことを表す標識のこと」です。

一方の「立入禁止」とは「その場所に入ることを禁止する」、または「仮処分命令などによって一定の場所に入ることを禁止すること」という解釈です。

このことから「進入禁止」は車やバイクを規制するものであり、「立ち入り禁止」は車やバイクのみならず人も対象となっている点が異なっています。

「進入禁止」の例文

「進入禁止」の例文

ここで「進入禁止」の例文を見ていきましょう。

具体的には以下のような文章が考えられます。

・『免許を取ったばかりの息子が車で進入禁止区域を走行したために罰金となってしまった』
・『進入禁止を逆走した車が多くの人を怪我させてしまい、夕方のニュースで大きく報道されることになった』
「進入禁止」の例文を見ると、逆走してしまったり、交通違反で使われることがあります。

「立入禁止」の例文

「立入禁止」の例文

続いて「立入禁止」の例文を見ていきましょう。

具体的な使い方としては以下のような文が挙げられます。

・『2時間前の大規模な事故でこの辺り一帯が立入禁止となっている。まだ解除の見込みは全く立っていない』
・『立入禁止に入った不審者が警察官に呼び止められたが、そのまま逃走していしまった』

「立入禁止」は事故や犯罪の現場で使われることもあります。

まとめ

まとめ

ここまで「進入禁止」「立入禁止」の意味や違いを説明してきました。

これらの言葉は日常生活の中でもよく目にする言葉でもあるので、十分に言葉の意味を理解しておくことが必要です。

特に車を運転する人は「進入禁止」の標識を見落とすことがないようにしなくてはなりません。

安全運転最優先です。