「野営」と「野宿」の違いとは?分かりやすく解釈

「野営」と「野宿」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「野営」「野宿」の違いを分かりやすく説明していきます。

「野営」とは?

「野営」とは?

「野営」とは建物の外で一時的に生活することです。

一時的に生活すると言っても長期間に渡るとは限らず、数日同じ場所で寝泊まりする「野営」もありますが、一晩だけの「野営」もあります。

ただし休憩や食事をするだけの場合は「野営」とは言わず、食事を用意するための調理もしたり、睡眠を取ることも同じ場所ですることが「野営」です。

一時的にとは言え生活することが「野営」なので、「野営」をする場合最低限生活できるように準備を整えます。

雨風を防ぎ荷物を置くためのテントを張ったり、料理するための火や簡易的な調理場を用意したり、寝るための寝袋を準備したりなどです。

元々は軍事行動として野外に陣営を張る事を指していましたが、現在では軍事行動に限らず、趣味としてのキャンプも「野営」に含みます。

「野宿」とは?

「野宿」とは?

「野宿」とは屋外で睡眠を取って寝泊まりすることです。

特に夜を過ごすことを指しますが、夜間に行動して昼に屋外で睡眠を取る場合でも「野宿」と言われます。

「野宿」はあくまでも屋外で睡眠を取るということだけで、具体的な環境やそれ以外の行動は関係ありません。

屋外であれば着の身着のままで寝ることも、寝袋のような屋外用の寝具を使うのも、更にテントを張ってその中で寝袋を使って寝るのも、全て「野宿」です。

ただし寝る前や寝て起きた後に屋外で簡単な調理をして食べることなどは、「野宿」には含まれません。

睡眠以外の生活をどこでどう済ませても、寝るための道具として何を用意して何を用意していなくても、睡眠時間以外の時間を違う場所で過ごしていようとも、屋外で一晩でも寝泊まりすればそれは「野宿」です。

「野営」と「野宿」の違い

「野営」と「野宿」の違い

「野営」「野宿」の違いを、分かりやすく解説します。

屋外で一時的に生活をすることが「野営」で、屋外で寝泊まりすることが「野宿」です。

睡眠を取るというのも生活の一部なので「野営」には「野宿」も含まれますが、「野営」に含まれる料理などの睡眠以外の生活は「野宿」に含まれません。

また「野営」の場合には基本的にテントなどの一時的な生活拠点を建てますが、「野宿」の場合はテントなどを張らずに寝泊まりすることも珍しくはありません。

また一時的にとは言え生活することが「野営」なので、睡眠するだけを「野営」と言うことは少ないのですが、「野宿」の場合はそこで行うのが睡眠だけでも問題なく「野宿」と言えます。

まとめ

まとめ

食事や寝泊まりなどのいわゆるキャンプが「野営」であり、ただ屋外で寝泊まりするだけのことが「野宿」です。

「野営」は元々軍隊がするものでしたが、今はアウトドアの趣味として嗜む人も増えているものの、寝るだけの「野宿」は趣味にしている人は殆どいませんし、「野営」の一環として「野宿」する人や、宿が取れず仕方なくする人が多いでしょう。