この記事では、「役務費」と「委託料」の違いを分かりやすく説明していきます。
「役務費」とは?
「役務費」は通信料に、広告費用などのことで、何かサービスを受けた際に発生する手数料のことです。
つまり、「役務費」は、とりあえず、お仕事を第3者にお願いした際に発生する手数料であるとしておくとわかりやすいでしょう。
「委託料」とは?
「委託料」は、本来自分たちが行うはずのお仕事を第3者の方に丸投げという形でお仕事を代わりに引き受けてもらう際に発生する料金です。
なお、注意してほしい点があり、「委託料」は、「役務費」と異なり、手数料という意味ではなく、相手にお仕事を任せた際に発生する全額の費用のことを意味します。
「役務費」と「委託料」の違い
「役務費」と「委託料」の違いは、「役務費」は単なる手数料で何かサービスを受けたり、相手側が事務仕事をした場合に発生する手数料を意味しますが、「委託料」はお仕事を全部丸投げして第3者にお仕事をしてもらう料金だという違いがあります。
「役務費」の例文
・『広告を打ち出したので役務費に記帳をする』
この例は、広告を作り上げた際の手数料を「役務費」という形で記すという例です。
なぜ、そのようなことをするかですが、これは、事務仕事をしてもらった際の事務にかかる費用を把握するためです。
この費用を把握すれば、あまりにも事務手数料がかかりすぎているかどうかを把握できます。
「委託料」の例文
・『コールセンターの委託料の支払いを行う』
この例は、自分たちでコールセンターを併設せずに第3社に丸投げという形でお仕事を引き受けてもらったが故、その費用を払うという例です。
「委託料」は、要は第3者にお仕事を引き受けてもらった際に発生する報酬のことでこの費用が安いか高いかでお仕事を引き受けてもらう事業者を契約者側は自由に選ぶことができるのです。
よって安い委託料でたくさんの仕事を相手にやってもらうことも可能なんですが、問題は相手のキャパシティを超えたお仕事は相手側も十分な成果を出すことができない点が問題点になります。
まとめ
「役務費」は、要は手数料のことで事務仕事を引き受けてもらった際に支払った料金のことでこれを把握しておくと相手に事務仕事をしてもらった際の支払った料金を把握可能で、高いなと感じた場合、自分ですべての事務仕事を引き受けようと判断できるのです。
そして、「委託料」については、これは相手側にこちらのお仕事を任せた料金のことでいわば、こちらの仕事を相手に丸投げした際にかかる報酬になります。
この報酬が安いか高いかで、委託先を変更することが可能なのが委託をする側の権利ですが、それと同時に委託を受ける側もこの量のお仕事量はとてもわが社の手におえないという場合、お断りするという権利もあり、両者ともに権利を行使することで仕事を引き受けてもらうか断るかが可能なのです。