みなさんは「オリーブオイル」と「サラダ油」がどのようなものかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「オリーブオイル」と「サラダ油」の違いを分かりやすく説明していきます。
「オリーブオイル」とは?
「オリーブオイル」は英語で「olive oil」と表記されます。
この「オリーブオイル」は別名「オリーブ油」とも称されていますが、「オリーブの果実から得られら植物油のこと」を指しているのです。
「オリーブオイル」は酸化しにくいオレイン酸が多く含まれているために他の食用油と比べて酸化しにくく常温で固まりにくい特性を持っています。
「オリーブオイル」にはいくつのランクがあり、抽出法により「エクストラヴァージンオリーブオイル」「ヴァージンオリーブオイル」「オーディナリヴァージンオリーブオイル」「ランデバーヴァージンオリーブオイル」に分けられます。
「サラダ油」とは?
「サラダ油」は、「日本で作られた植物油のこと」であり、低温でも結晶化することがないように精製されている点が特徴です。
「サラダ油」は、日本農林規格(JAS規格)でその基準が定められており、この基準を満たさないと「サラダ油」として表示することができません。
油菜・綿実・大豆・ごま・サフラワー・ひまわり・とうもろこし・米・ぶどうが原料として定められていますが、単一原料の油を使用したものが「サラダ油」としての表示に原料名をつけることができるのです。
「オリーブオイル」と「サラダ油」の違い
では、ここで「オリーブオイル」と「サラダ油」の違いを見て行きましょう。
「オリーブオイル」は「オリーブの果実から得られら植物油」ですが、オリーブは「サラダ油」の原料に定められていません。
その結果、「サラダ油」と表示することができないのです。
また、「オリーブオイル」と「サラダ油」の製造方法が異なっており、前者は製造過程で加熱・圧搾されずに生の果実から絞った果汁を放置し自然に浮いてくる油を採取する方法で作られています。
「オリーブオイル」の例文
では、ここで「オリーブオイル」の例文の見て行くことにいたしましょう。
具体的には以下のような文章が挙げられます。
・『オリーブオイルは酸化しにくいだけでなく香り高いので、パスタなどの料理に向いています』
・『エクストラヴァージンオリーブオイルは静置で水分と固形分を沈殿させて上澄みを取り分けるので、風味が豊かな希少性の高いオイルです』
「サラダ油」の例文
次に「サラダ油」の例文を見て行きましょう。
・『サラダ油は原材料を圧搾抽出した後に精製して作られます』
・『サラダ油に含まれるリノール酸・アラキドン酸を摂りすぎると体内に炎症が起きることがあります』
まとめ
ここまで「オリーブオイル」と「サラダ油」の意味や違いを説明してきました。
これから料理を趣味にしたいと思っている人は、これたのオイルの違いを理解しておくといいでしょう。
