みなさんは「ワニ」と「恐竜」という言葉を耳にすると、どのような姿の生き物を想像するでしょうか?
そこでこの記事では、「ワニ」と「恐竜」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ワニ」とは?
「ワニ」とは「爬虫類の綱ワニ目に属する動物のこと」を指しています。
この「ワニ」は中生代に繁栄していた祖先と位置付けられた種と基本的に形態がほとんど変かっていない点が特徴。
進化を見ないままにそのまま生存し続けてきた大形の爬虫類なのです。
その種は40種類程度が知られており、熱帯地域・亜熱帯地域に広く分布していますが、温帯地方に生息している種もいます。
その多くが全長3~4mですが、大形種になってくると最大6~7mになるものもいます。
「恐竜」とは?
「恐竜」は「きょうりゅう」という読み方となります。
この「恐竜」は「脊椎動物に分類される群れの1つ」ですが、中生代三畳紀に現れて中生代に繁栄し約6,600万年前の白亜紀と新生代との間にその多くが絶滅したのです。
多様な形態と習性があり、陸上では非常に大きくなったものもありました。
「ワニ」と「恐竜」の違い
では、ここで「ワニ」と「恐竜」の違いを見て行きましょう。
どのような相違点があるでしょうか?「ワニ」は「水中に生息する肉食の爬虫類で強靭な顎・鋭い歯を持つのが特徴」です。
「恐竜」は「中生代の三畳紀後期から白亜紀まで地球上に栄えた陸生の絶滅爬虫類」です。
「ワニ」の祖先型は中世代から存在しているために、「恐竜」の一種としてみなすことができるかもしれませんが、「恐竜」はすでに絶滅しているために「恐竜」に属することがありません。
「ワニ」の例文
ここで「ワニ」の例文を見て行くことにいたしましょう。
具体的な文章としては、以下のようなものが挙げられます。
・『あのテーマパークでは、世界最大級のワニがいるということで、ニュースで話題になったほどだ』
・『ワニの噛む力は数トンにもなると言われていますが、口を開ける力は非常に弱いのである』
「ワニ」は噛む力が非常に強いのですが、逆に口を開けるのは非常に弱くなっていることが知られています。
「恐竜」の例文
続いて「恐竜」の例文を見て行きましょう。
具体的にどのような使い方があるでしょうか。
・『最近、学区内で恐竜の化石が見つかり大きな騒ぎになっている。おそらく歴史を塗り替える大発見かもしれない』
・『恐竜がもし現代社会に生存していたなら、一体どんなふうになるのだろう?』
「恐竜」の例文を見ていると、現代社会に存在していないだけに、「もし、いたなら」と想像するたけで恐ろしくなりそうです。
まとめ
ここまで「ワニ」と「恐竜」の意味や違いを説明してきました。
この2つの生き物は時代の流れのために比較することはできませんが、「ワニ」が祖先とほとんど変わっていない姿をしているので、「恐竜」の姿の一端を見ているのかもしれません。
それでも10mを超える「恐竜」が街中を闊歩していることを想像するとゾッとしてしまいそうです。