この記事では、「餌」と「ご飯」の違いを分かりやすく説明していきます。
「餌」とは?
「餌」とは、動物を育てたり、おびき寄せるために使う食べ物のことを言います。
また、人を誘いこむために差し出す利益として使われることもあります。
「餌」を使った例文をいくつかご紹介します。
『雪が降ると野生の動物たちは餌を探し回るのが困難になる』、『私は飼育委員なので、学校で飼っている動物に、毎日餌をあげています』、『空前のペットブームと言うこともあり、お店のペットコーナーでは多くの種類の餌が売られている』「餌」と似た意味を持つ言葉としては、「飼料」、「ペットフード」、あるいは「好餌」などが挙げられます。
「ご飯」とは?
「ご飯」とは、飯(めし)を丁寧に言った言葉です。
飯は米などに水を加えて炊く、または蒸したりした食べ物のことを言います。
他にも、食事のことを「ご飯」と言うことがあります。
「ご飯」を用いた例文をいくつか挙げてみます。
『知らない間に、自分の衣服にご飯粒が付いていることがある』、『意中の人からご飯に誘われたので、何を着ていくか迷っています』、『お昼ご飯の後は必ず眠気がやってくる』「ご飯」の類似語は、「米飯」、「ライス」、あるいは「白飯」などがあります。
「餌」と「ご飯」の違い
「餌」と「ご飯」の違いを、分かりやすく解説します。
「餌」とは、動物を育てたり、おびき寄せるために使う食料のことや、人を誘いこむために差し出す利益のことを言います。
一方、「ご飯」は飯や食事のことを意味します。
一般的んは、「餌」は動物が食べる食べ物を指すのに対し、「ご飯」は人間が食べる食事や飯のことを意味しているようです。
まとめ
ペットは人と一緒に暮らす動物ですが、彼らが食べる物を「餌」ではなく、「ご飯」と呼んでいる飼い主も多いようです。
その大きな理由はやはりペットは家畜ではなく、家族の一員だという認識が強いからだと言えるでしょう。
一昔前まで外で飼うのが当たり前だった動物も、今では家の中で飼育することが多くなりました。
人間社会のさまざまな問題がきっかけで、ペット事情も変化してきています。
今後はペットや他の動物に対する認識が今までとはさらに変わっていくでしょうし、「餌」や「ご飯」の使い分けが変化していくかもしれません。
「餌」と言う言葉はあまり良くないイメージで使われることもあります。
「餌」はもともと「餅」から来ていて、そこから食べ物のことを意味するようになったようです。
食べ物のことを「食餌」と言いますし、「薬餌」は病人向けの薬と食べ物のことを指しています。
日本では食事のことを「ご飯」と言いますが、これは主食が飯で、食事の時にそれを主に食べると言うところから来ているのでしょう。
「食事をする」と「ご飯を食べる」の意味は同じですが、その使い方に気を付けたいものです。
「ご飯を食べる」は親しい間柄同士で使うようにし、それ以外の場面では「食事をする」を使った方が無難です。
