みなさんは「家庭」と「家族」という言葉にはどのような意味があるかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「家庭」と「家族」の違いを分かりやすく説明していきます。
「家庭」とは?
「家庭」は「かてい」という読み方になります。
この「家庭」とは「夫婦・親子などが生活を共にする小集団」のことを意味しています。
「家族」とは?
「家族」は「かぞく」という読み方となります。
この「家族」とは「家によって結ばれた繋がりや共同体のこと」を指しているのですが、一般的には「夫婦・親子・その他の血縁」や「同じ家に住み生活を共にする者」という解釈で使われている言葉と言っていいでしょう。
「家庭」と「家族」の違い
ここで「家庭」と「家族」の違いを見て行くことにいたしましょう。
前述の通り「家庭」とは「夫婦・親子などが生活を共にする小集団のこと」を指しています。
一方の「家族」とは、「家という範囲の中で結ばれた繋がりや共同体のこと」で、具体的には「夫婦や親子その他の血縁」「同じ家に住み生活を共にする者」ということが言えます。
このことから「家族」は「生活をともにする近親者の集団」を指しているのですが、片や「家庭」は、「近親者が生活をともにする集団や場所のこと」を指しています。
これよって「家庭」は「家族」とは異なり「場所の概念」が入っています。
そのために「家族」であっても大人になってから構成されるために「家計」が別になることも多いのです。
「家庭」の例文
では、ここで「家庭」の例文を見て行くことにいたしましょう。
具体的には以下のような文章が挙げられます。
・『私の家庭は義理の両親と子供4人の8人の大家族なので、いつも賑やかな空気に包まれています』
・『4人家庭だが、子供が1人増えるために新たな住まいを引っ越すことを考えています』
「家庭」の例文を見て行くと家庭の繋がりのことがよく伝わってきます。
「家族」の例文
続いて「家族」の例文を見て行きましょう。
どのような使い方ができるでしょうか?
・『昨日はどても大きなトラブルに巻き込まれてしまったのだが、父が助けて切れたことで家族のつながりをしみじみと感じたのだ』
・『私の家族は義理の姉や妹とも同居をしており、すごく騒々しい毎日を送っている』
「家族」の例文を見て行くと、これもまた繋がりの深さ・強さが伝わってきます。
しかし、血の繋がりのない、義理の姉妹も「家族」になることが見えてきます。
まとめ
ここまで「家庭」と「家族」の意味や違いを説明してきました。
これらの言葉は自分を中心に「家」という概念を深く意識させてくれる言葉かもしれません。
日頃のア生活の中であまり意識することが少なくなった「家庭」「家族」だからこそ、これを機会に家の繋がりのことを再認識することができるのではないでしょうか。
あなたの家の中を振り返ってみて、血の繋がり・人の繋がりのありがたさを感じることもいいでしょう。