「歌謡曲」と「演歌」の違いとは?分かりやすく解釈

「歌謡曲」と「演歌」の違い音楽・楽器

みなさんは「歌謡曲」「演歌」というものがどのような歌なのかご存知でしょうか?

そこでこの記事では、「歌謡曲」「演歌」の違いを分かりやすく説明していきます。

「歌謡曲」とは?

「歌謡曲」とは?

「歌謡曲」「かようきょく」という読み方になります。

この「歌謡曲」とは「大正末から昭和30年頃までの流行歌を典型とした系統の大衆歌謡のこと」を指しているのです。

「演歌」とは?

「演歌」とは?

「演歌」「えんか」という読み方になります。

この「演歌」は 明治10年代から当時の時世を批判した自由民権思想を大衆に訴えるために演舌の代わりとして歌われた歌のこと」です。

「歌謡曲」と「演歌」の違い

「歌謡曲」と「演歌」の違い

では、ここで「歌謡曲」「演歌」の違いを見ていくことにいたしましょう。

どのような相違点があるのでしょうか?「歌謡曲」「広い意味で現代日本の代表的なポピュラー音楽」、言い換えると「大衆の音楽全般のこと」を指しています。

現在では「J-POP」と呼ばれている「歌手が歌う歌詞のある日本の大衆音楽全般のこと」と言ってもいいかもしれません。

しかし、「演歌」「ロック」「歌謡曲」の中に入ってきます。

但し、本来「歌謡曲」の原点は、明治以降にアメリカ・ヨーロッパから入ってきた欧米からの新たな音楽を日本で「歌謡曲」として広まってきた経緯があります。

一方の「演歌」「歌謡曲の中で小唄・民謡など日本独自の伝統音楽を育む要素を持った歌」になっていったのです。

「演歌」「日本人らしい感覚と情念を表現した歌であり、義理・人情・男女の情愛・日本の地域性などをテーマにした歌詞が含まれているのです。

「歌謡曲」の例文

「歌謡曲」の例文

ここで「歌謡曲」の例文を見て行くことにいたしましょう。

具体的には以下のようなものが挙げられます。

・『歌謡曲は日本の大衆音楽のことで歌手が歌う歌詞のついた歌のことです』
・『最近の歌謡曲もJ-POPと呼ばれるようになって、かなりロックの要素も含まれているようになってきた』
最近の「歌謡曲」「J-POP」というジャンルが確立されてきて、かなり雰囲気が変わってきたように思えます。

「演歌」の例文

「演歌」の例文

続いて「演歌」の例文を見て行くことにいたしましょう。

どのような文章が考えられるのでしょうか?
・『演歌は、歌謡曲のジャンルの1つですが、日本独自の要素を多く含む歌で、昔の懐かしい雰囲気があります』
・『演歌は、昔、艶歌や怨歌とも言われていますが、独特な暗さや感傷性を持っているのが特徴かもしれません』
「演歌」は日本人独特の「暗さ」「こぶし」に特徴があるのですが、年齢を重ねていくことで「演歌」に心を寄せていくものです。

まとめ

まとめ

ここまで「歌謡曲」「演歌」がどのようなものか見てきました。

「歌謡曲」は私たちの身近な歌ですが、歳を取っていくことで「演歌」に懐かしみを覚えるようになっていくのは、やはり私たちが日本人ということなのでしょうか。

聴いているうちに思わず拳を握ってしまいたくなく気持ちになってきます。