「羅刹」と「夜叉」の違いとは?分かりやすく解釈

「羅刹」と「夜叉」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「羅刹」「夜叉」の違いを分かりやすく説明していきます。

似た雰囲気を持つ2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「羅刹」とは?

「羅刹」とは?

「羅刹」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「羅刹」は、「らせつ」と読みます。

「羅刹」は、「怪力の持ち主で足が速く、人を食うといわれる悪鬼」という意味があります。

「羅刹」は、後に仏教の世界に入り、守護神とされています。

「羅刹」という言葉を使うときは、悪鬼としての意味で使うことが多くなります。

例えば、誰かが誰かのことを憎んでいて、怖い表情でにらんでいることがあるかもしれません。

このような場合、悪鬼のような表情をすることがあるため、「羅刹のような表情でにらんでいた」などという文章にできます。

また、悪鬼を倒す、ハンターのような仕事をする主人公が登場する場合は、「次から次へと湧いてくる、羅刹を戦うことになる」などという文章にすることができます。

「夜叉」とは?

「夜叉」とは?

「夜叉」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「夜叉」「やしゃ」と読みます。

「夜叉」は、「顔立ちが恐ろしく、性質が猛悪なインドの鬼神」という意味があります。

のちに仏教の世界に入り、仏法を守護する鬼神となって、毘沙門天の眷属になりました。

「夜叉」という言葉を使う場合は、顔立ちが恐ろしい人、性質が猛悪な人などに対して、使うことが多くなります。

例えば、殺人事件が起こったとき、犯人のやり口が残酷な場合は、「夜叉のような残酷な手口で、人を殺した犯人」などという文章を作ることができます。

また、恐ろしい表情をしている人のことを、「夜叉」に例えることがあります。

「夜叉のような表情で仁王立ちする人」などという文章を作ることができます。

「羅刹」と「夜叉」の違い

「羅刹」と「夜叉」の違い

「羅刹」「夜叉」の違いを、分かりやすく解説します。

「羅刹」は、「怪力の持ち主で足が速く、人を食うといわれる悪鬼」という意味があります。

一方で「夜叉」は、「顔立ちが恐ろしく、性質が猛悪なインドの鬼神」という意味があります。

どちらも、伝説上の生き物であり、鬼のような存在でありながら、最終的に仏教の世界に入り、髪のような立場になっているという特徴があります。

一般的には、怖い人のことを指す言葉になります。

ただし「羅刹」には、「怪力」「足が速い」「人を食う」などという特徴があるのに対して、「夜叉」には「顔立ちが恐ろしい」「性質が猛悪」という特徴があるという違いがあります。

力が強い、足が速いというような特徴がある怖い人などを見た場合は、「羅刹」という言葉を使い、顔が怖い、性質が猛悪だと感じる怖い人を見た場合は「夜叉」という言葉を使うようにしましょう。

まとめ

まとめ

「羅刹」「夜叉」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。

意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。