紙は色々な目的で使われるアイテムであり、様々な種類が存在します。
中でも「ラシャ紙」や「模造紙」はよく使われる紙であり、性質が異なるのが特徴です。
この記事では、「ラシャ紙」と「模造紙」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ラシャ紙」とは?
「ラシャ紙」とは表面がややザラザラした形質を持っており、これは様々な文字を書く以外にも色々な場面で使うことが多いのが特徴です。
表面がザラザラしているのでしっかりとした記述するのには向いていませんが、風合いや質感を生かしてデザインの一種として使うことが可能でありアート分野でも用いられる紙となっています。
風合いや質感が独特なことから本のデザインや表紙にも使われますし、雰囲気を出すために壁紙にも使われます。
「ラシャ紙」の「ラシャ」は元々織物の種類を表す言葉であり、こちらはポルトガル語が由来である起毛させた織物のことを示すものです。
「ラシャ」は厚手のコートや軍服などに使われることが多く、こちらも表面が厚手でザラザラとした質感になるのが特徴です。
「ラシャ紙」は毛ではなくパルプを使っているのですが、その質感や触り心地が「ラシャ」と似ていることからこの言葉が作られました。
「模造紙」とは?
「模造紙」とは主に文字を書く目的で使われる紙であり、表面がツルツルしているのが特徴です。
文字を書くことに特化した作りになっているので、記述が必要な場面で多く使われます。
勉強する際の製図やプリント、掲示板などに使うため白地で文字が書きやすくなっているのが特徴であり、中には淡い色付きのものも存在します。
「模造紙」は大きなロールとして巻かれた状態で販売していることが多く、文字やデザインを書きやすくするために方眼が記載されているものも存在します。
そのため自由に切ることで様々な用途に使うことが可能であり、自由研究でも使われる紙として有名です。
「ラシャ紙」と「模造紙」の違い
「ラシャ紙」は表面がザラザラしているのが特徴であり、様々なデザインや雰囲気を出したい時に使われます。
表面がデコボコしていることから光を反射しづらいので写真映りを考慮したデザインやアートの場面でも多く利用されています。
「模造紙」は表面がツルツルしているのが特徴であり、文字を書くことに特化しています。
研究や製図など文字がしっかりと見えることが重要な場面で使われる紙であり、白地で文字の視認性が良いのが特徴です。
「ラシャ紙」の例文
・『ラシャ紙を使った壁紙は好きです』
・『ラシャ紙でデザインされたその本の表紙が素敵なので購入してしまった』
「模造紙」の例文
・『模造紙を切って掲示板に張り付けた』
・『模造紙いっぱいに自由研究の成果を書いて、息子は満足したようだ』
まとめ
人間は文字を発明して、それを残すために紙を含めて色々な媒体を作り上げてきました。
「ラシャ紙」や「模造紙」のように紙には目的に応じて様々な種類のものが使われており、今日では欠かせないものとなっています。