「応援」と「声援」の違いとは?分かりやすく解釈

「応援」と「声援」の違い言葉・カタカナ語・言語

励ましたり助けたりすることを意味する言葉に「応援」「声援」があります。

この言葉は具体的にどのような意味の違いがあるのでしょうか。

今回は、「応援」「声援」の違いについて解説します。

「応援」とは?

「応援」とは?

「応援」とは、「他人の行動に対し賛同の意思を示して励まし支援すること」を意味する言葉です。

「自分のやることではなく他人のやることを助けること」「応援」と表現します。

一般的には精神的に励ましたり力づけたりする行為のほか物品や金銭などによる直接的な支援活動も「応援」に含まれます。

誰かを助けたり力づけたりする行為全般が「応援」なので小さな声掛けものから本人たちの力を大きく超える支援まですべてが「応援」です。

力添えや手助けを意味する言葉なので活動する本人たちよりも前に出ることはなく影で支えるバックアップ活動を指します。

基本的には見返りや実利を求めて行うものではなく善意や好意に基づいて行われる支援を「応援」と表現します。

近年はクラウドファンディングのような応援に対する見返りを前もって用意するケースも増えていますが、最初から見返りを目的に行う活動は本来の意味での「応援」には含まれず無償の行為のみを指します。

「応援」の使い方

・『スポーツ選手を応援する』
・『立候補者の応援演説に駆けつける』
・『スタンドの観客が熱心に応援している』
・『試合中は応援が力になった』

「声援」とは?

「声援」とは?

「声援」とは、「声を上げて励ましたり勇気づけたりすること」を意味する言葉です。

グラウンドで試合する選手に向かって頑張れと声をかけたりアリーナからステージに断つアーティストに向かって行為の言葉を叫んだりなど「実際に声を上げて相手が喜ぶであろう内容を伝えること」「声援」と表現します。

声を出して音で相手に言葉を伝える行為が本来の「声援」ですが手紙で励ましの言葉を送ったりSNSで祝福するイラストを送信したりなど文字や絵によるコミュニケーションも「声援」に含まれます。

「声援」の目的は「相手の助けになること」なので支援したいと思える行為を抱いている対象にのみ行われます。

対象は個人だけでなくスポーツチームや企業など団体や集団に対しても使う表現です。

「声援」の使い方

・『観客がホームチームに声援を送る』
・『声援が励みになり今日まで頑張ってこれた』
・『客席の声援がすごすぎて演奏が聞きづらい』
・『たくさんの人に声援をもらえるくらい有名になりたい』

「応援」と「声援」の違い

「応援」と「声援」の違い

「応援」「声援」の違いは「声」です。

「応援」は物質的な援助も含む支援や励まし全般を指す言葉ですが「声援」は声による「応援」に限定した表現です。

「声援」「応援」の一種ですが「応援」「声援」と言い換えることはできません。

「声援」箱絵による励ましなので精神的な支えや励みにはなりますが現実的なメリットは発生しません。

「応援」は具体的な力添えや援助物資など現実として助かるものも含まれます。

まとめ

まとめ

「応援」「声援」はどちらも励ましや助けを意味する言葉ですがやり方の違いで区別されます。

声を上げているかどうかに注意して使い分けましょう。