「高校」と「専門学校」の違いについて、詳しく説明していきます。
「高校」とは?
「高校」は、正式には「高等学校」と表現され、義務教育となっている小学校と中学校の卒業者、または、海外で9年以上学校に通っていたことなどによって、その資格があると認定された者が受験(選考試験)を経て入学できる教育機関です。
大きく公立と私立に分かれますが、どちらでも「高校」としてきちんと文部科学省に認定されている学校のことがそのように表現され、3年間(留年がない場合です)通って卒業することで「高卒資格」を得ることができます。
一般的な高校は普通科と呼ばれますが、他に農業科、工業科、商業科といった専門の分野を学ぶ為の高校も存在し、同じ高校内に普通科とそれらが併設されている場合もあります。
「専門学校」とは?
「専門学校」とは、原則的に高校の卒業者が入学する教育機関で、その名称の通り、各種の専門性の高い内容を学ぶ為の学校です。
高校を卒業していない場合でも、高卒業程度認定試験に合格すれば入学することができ、選考試験のようなものはない場合が多いと考えていいでしょう。
こちらは基本的に2年間通う(学校によっては3年や4年の場合もあります)ことになりますが、高校と一緒になっている学校も存在し、その場合には高校としてのカリキュラムも合わせて5年以上となります。
この「専門学校」も、文部科学省によってそれと認定されている為、卒業することで学歴として「専門学校卒」と正式に表現することができます。
「高校」と「専門学校」の違い
このように、「専門学校」は「高校」の上位機関になり、「高校」を卒業してから(または、それと同等の資格がある場合に)希望によって入学することになります。
尚、専門学校だという認定を受けていない、いわゆる「私塾」となる存在もある為、それとの区別には注意が必要になります。
そのような所を卒業したとしても、専門学校卒とはなりません。
まとめ
「高校」と「専門学校」の関係は、以上の通りです。
「専門学校」は、「高校」からの進学先の1つになります。