「未だに」と「今だに」の違いとは?分かりやすく解釈

「未だに」と「今だに」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「未だに」「未だに」の違いを分かりやすく説明していきます。

「未だに」とは?

「未だに」とは?

「未だに」は、過去から現在にかけて未だ、何かが果たされていない様子を指します。

つまり、「未だに」とは、否定を意味しており、過去から現在にかけて○○という事情に対して成されていないという意味になるのです。

また、「未だに」は今もなおどうであるかという意味もあり、否定を意味しないです。

「未だに」とは?

「未だに」とは?

「未だに」は、間違った表現で、過去から現在にかけて未だ、何もなされていないという言葉を意味するのですが、これは間違った表現になります。

というのも、今という言葉は、過去を示さず、現在のみを示すので、「未だに」は、過去を示さないので今現在のことのみしか意味しないため、過去から現在を意味するのであれば、「未だに」と表記するのが正しいのです。

「未だに」と「未だに」の違い

「未だに」と「未だに」の違い

両者の違いは、過去から現在においてなされていないという意味を正しく表現しているか、間違って表現しているかという違いになります。

「未だに」が正しい表現法で、「未だに」は間違いの表現です。

「未だに」の例文

「未だに」の例文

・『未だに山田さんは、ガラケーである』
この例は、否定を意味せず、過去から現在に至って今もガラケーを使用しているという例です。

「未だに」は過去から現在にかけてどうであるかを述べますので、この例の場合、ガラケーは過去のもので現在はスマートフォンが主流なのですが、山田さんはまだガラケーを主体に使用しているという例になります。

「未だに」の例文

「未だに」の例文

・『未だに山田さんはやってこない』
この例は、山田さんという人物が前の時刻から今現在においてもまだ現れないという意味で山田さんは遅刻しているという意味になります。

「未だに」は、過去から現在を示す表現としては間違いなんですが、この例においては、今現在の時間を強調したいが故、「未だに」と表現しても理解してもらえるでしょう。

まとめ

まとめ

両者の違いは、過去から現在にかけてまだどうであるかや、今もなお同であるかを示す言葉に違いはないんですが、問題は、「未だに」が正しい表現であるに対して、「未だに」は間違いである点です。

というのも、今は今現在しか示さず、過去を示さないが故、表現上間違いなんですが、あえてこの間違いを利用して、今現在に至るまでまだ約束が果たされないと言い切る場合、「未だに来ない」という方が相手側にものすごく火があるように見せることが可能であえてこちらの「未だに」を使用した方が今現在においても約束が果たされないという表現が可能なのであえてこの表現法を使用して間違った表記ではありますが、表現による印象の変化を示すこともできます。

よって、「未だに」が過去から今現在において約束が果たされないことや今もなおどうであるかを指しているとして、「未だに」は、今のみが強調されどうであるかとするとよいでしょう。