「揺れる」と「振れる」の違いとは?分かりやすく解釈

「揺れる」と「振れる」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「揺れる」「振れる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「揺れる」とは?

「揺れる」とは?

「揺れる」は、物体が状態を維持することができなくなり上下や左右という具合にグラグラとふらつくことを「揺れる」と呼びます。

なお、様々な方向に動いているが倒れていないことが「揺れる」という言葉の条件でグラグラとふらつくものが倒壊した場合、これは、倒れるという言葉へと変化するため、「揺れる」は成立しません。

よって、「揺れる」は物体が倒壊するまでを「揺れる」と呼べばよいでしょう。

「振れる」とは?

「振れる」とは?

「振れる」は、物体が右に左に揺れ動くことで前後や左右に斜めという方向には物体は動きません。

よって、体重計であれば、左から右に体重計が動く場合、これは、「振れる」になり、物体の移動は右と左の2者です。

むろん物体の移動が2者であれば振れるが成立しますので、縦と横でも物体が移動すれば、「振れる」です。

「揺れる」と「振れる」の違い

「揺れる」と「振れる」の違い

「揺れる」は、いろいろな方向に物体が揺れて動くことで倒壊しない限り成立しますが、「振れる」は物体の移動は一定で右と左に上下という具合に対になる移動であるという違いになります。

「揺れる」の例文

「揺れる」の例文

・『船が大波で揺れる』
この例は、船というものが大波の力で様々な方向に揺れ動くという例です。

よって、前後左右に斜めなど対と言える方向以外に揺れて動いているのがこの例になります。

「振れる」の例文

「振れる」の例文

・『体重計の針が大きく振れる』
この例は、体重計の張りが大きく動いたという例で、体重計が重さを示す際に大きく針を動かしたという例です。

このケースは、体重計がデジタルではなく、アナログ方式なので重さに対応して針が動き、体重計から降りれば勢いよく張りも元の重さを示すように左右のどちらかに動くという例になります。

アナログの体重計は、重さを示す際に右か左のどちらかに針を揺れ動かして重さを示すのでこのケースでは針が左右に揺れて対となって体重を示しているのです。

まとめ

まとめ

「揺れる」「振れる」については、船の中に搭載した貨物の状態であると考えるとわかりやすいです。

「揺れる」は、貨物の移動する方向は一定ではなく様々な方向に移動して揺れ動きます。

ですが、「振れる」であれば、貨物の移動する方向は一定で予測が可能で対になって動きますので、右に移動すれば今度は左にも移動するので対策を講じれば船が転覆する心配もなくなるでしょう。

むろん船は積み荷を固定しますが、必ずしも固定が完全ではないが故、「揺れる」「振れる」という状況下に昔の船はなっていたことがあり、「揺れる」のほうは積み荷がどちらに移動するかわからないが故転覆してしまうリスクがある状況だと言われていて「振れる」のほうが船乗りは、積み荷の移動する方向がわかるので必死になって積み荷を取り押さえて船の転覆を防いだわけです。

なお、今現在においては、積み荷は固定されていますのであくまで昔の船の在り方で「振れる」「揺れる」を理解しましょうというお話でした。