「殺気」と「殺意」の違いとは?分かりやすく解釈

「殺気」と「殺意」の違い言葉・カタカナ語・言語

ここでは「殺気」「殺意」の違いについて、詳しく説明していきます。

「殺気」とは?

「殺気」とは?

「殺気」は、強い敵意のある気配という意味で使われます。

「彼の態度に殺気を感じた」のように使うと、明らかに自分に対しての強い敵意が感じられたという意味になり、「殺」という言葉が使われているように、殺されると思うほどのそれだ(だった)と表現していることになると考えて構いません。

そのような気配というもの自体、実際にはそう感じられるものでもありませんが、どう見てもそれだと(以前の関係などから)感じた時に、一種の比喩として使われる言葉と思っておくといいでしょう。

尚、武道の世界でもよく用いられる言葉で、その場合には、攻撃の為に踏み込む瞬間に感じる気配、攻撃の意志などという解釈になります。

そのようなものは一般的な「殺気」とは違い、達人クラスになると分かるものなのかも知れません。

「殺意」とは?

「殺意」とは?

「殺意」とは、殺すという明確な意志のことです。

これをもって行われる他人への殺害行為が「殺人」と呼ばれます。

よって、結果的に人を殺害してしまったとしても、その意志が無かった場合には「致死」という扱いになり、何らかの行為により、そのような結果になってしまったものの、「殺意」によるものではないと区別されます。

実際には、誰かにこの「殺意」を感じた、覚えたのように使われることが多いですが、だからといって、そこから本当に殺害行為にまで発展することは稀で、ほとんどの場合でそれくらい(殺したいほど)憎いという表現のこととして用いられていると考えてください。

「殺気」と「殺意」の違い

「殺気」と「殺意」の違い

「殺気」は、強い(殺されるほどの)敵意という表現になりますが、「殺意」は、明確に殺そうと思う意志のことになる為、実質的に全く違う意味の言葉になります。

また、「殺気」は、先のように本当にそのようなものを感じたという訳ではなく、想像で使われる場合も多いと覚えておいてください。

まとめ

まとめ

「殺気」「殺意」は、このように違う言葉です。

どちらにもあまり縁がないに越したことはないと言っていいでしょう。