「初期投資」と「初期費用」の違いについて、詳しく説明していきます。
「初期投資」とは?
「初期投資」とは、ビジネスではカタカナ語で「イニシャルコスト」と表現されることが多く、何かの事業を始める際に最初に掛かる費用のことになります。
例えば、飲食店の場合、店舗の保証金や前家賃、改装費、各種の調理用品やテーブル、椅子の購入費、そして、開店前のチラシなどの宣伝費など諸々を合わせたものになると考えていいでしょう。
これが用意できないことにはその事業を始めることはできない為、きちんと見積もった上で最低でもこの金額だけは用意しないといけないと分かります。
ですが、実際にはこれ以外に万が一の時の為の予備費や、思ったより収益が上がらなかった場合の生活費などまで考えておく必要があり、この分だけあればいいという訳でもないのが実情です。
「初期費用」とは?
「初期費用」は、賃貸物件に入居する際に最初に掛かる費用のことです。
一般的には引越し費用に加えて敷金と礼金、前家賃となりますが、細かいところでは鍵の交換費、火災保険の掛け金まで考えないといけません。
更に、新しく購入する物や古い物の処分の為の費用などの細かいものまで考えると思ったより掛かるという場合が多く、こちらも少し多めに見積もっておいた方がいいかも知れません。
「初期投資」と「初期費用」の違い
「初期投資」も「初期費用」も、どちらも「最初に掛かる費用」という意味では一緒ですが、「初期投資」は、何かの事業を始める際の費用のことで、「初期費用」の方は、新しい物件に入居する時のそれになります。
どちらか分からなくなってしまった時には、事業は投資から始まるという考えることができるので、これが分かりやすい覚え方です。
まとめ
「初期投資」と「初期費用」という言葉は、このように用いられます。
「初期費用」は、他のことにも使われる場合がありますが、一般的にはこのような費用に対して使われる言葉だと覚えておいてください。