「承認欲求」と「自己顕示欲」の違いについて、詳しく説明していきます。
「承認欲求」とは?
「承認欲求」とは、誰かに認められたいと思う欲求のことです。
人間には少なからずこれがあると言われており、特にビジネスにおいては、周りや上司に認められたいと考えるのは至極当たり前のことで、学生でも勉学や部活などで自分はこれだけできると一目置かれたいと考える人も多いでしょう。
尚、人によってこの「承認欲求」の強さには大きく差があるもので、その塊とさえ表現できるような場合もあれば、ほとんどそれがない(見られない)という人も居ます。
「自己顕示欲」とは?
「自己顕示欲」は、自己をアピールしたいという欲求になります。
それによって周りに認められたいという部分では「承認欲求」とよく似ていますが、特に変わったことはしなくても(普段通りのままで)認めて欲しいと考えるのが「承認欲求」なのに対し、こちらは何かをすることによって注目してもらおうと考える気持ちだと解釈してください。
こちらも強い、弱いと使う言葉で、これが強い人は立候補が募られるような場面で積極的にそれを行ったり、ともかく目立つことが好きだと考えて構いません。
「承認欲求」と「自己顕示欲」の違い
「承認欲求」と「自己顕示欲」は、このように、どちらも自分を認めて欲しいと思う点は一緒ですが、表面には出さずに隠れてそのように考えているのが「承認欲求」で、自らのアピールによってそう求めるのが「自己顕示欲」だという違いになります。
また、「承認欲求」は誰にでも少なからずあるものだと書きましたが、「自己顕示欲」は全くない(目立ったことはしたくない)という人も少なくなく、この点も違いになると考えていいでしょう。
まとめ
「承認欲求」と「自己顕示欲」は、このような違いになります。
自らのアピールが必要な「自己顕示欲」はないものの、「承認欲求」は人一番強いという場合もあるものです。