この「情報商材」と「本」は、全く別物になります。
「情報商材」とは?
「情報商材」とは、そこにある内容によって利益が得られるとうたって販売される情報のことです。
媒体としては、DVD-ROMという形状で販売される場合や、メールで送信されてくるテキストファイルやワード形式のファイルだけの場合など様々ですが、どれも電子データなので、同じものが容易にいくつも作れるという特徴があります。
最近では減ってきましたが、「自宅で手軽に稼ぐことができる方法」などといったものが氾濫していた時期があり、そのようなうまい方法が実際にある訳もなく、色々と問題になりました。
中にいは消費者庁による指導の対象となったものもあり、そのイメージから、今ではこの「情報商材」と聞いただけで、何やらうさんくさいものだと考えてしまうことが多くなっています。
「本」とは?
「本」は、書籍として完成されている媒体です。
基本的には書店で販売されているもので、コンビニなどにも特定の種類のみ置いてある場合があります。
この「本」という言葉は意味の範囲が広く、書店で正式に扱っている「商業誌」から、個人的に製作した「同人誌」の類いも含む表現です。
その為、先の「情報商材」がこの「本」として用意されることもあります。
ですが、印刷や製本にコストが掛かってしまう為、一番手軽に多くの情報をまとめられるDVDによるものがほとんどとなっています。
「情報商材」と「本」の違い
「情報商材」は、言ってしまえば本当に信用に値するようなものは僅かです。
無料で配布されているものであれば、その内容が役に立たなかったところで特に問題もないかも知れませんが、高額なものも多いので、そういったものを購入する場合には充分に注意が必要になります。
また、原則的にクーリングオフの対象とはならないということも覚えておいてください。
「本」は、最近では「電子書籍」というデジタルデータの提供も増えてきていますが、一般的には製本された書籍のことだと解釈してください。
よって、これらは媒体として共通することがあるという程度で、意味として似ている部分は特にありません。
まとめ
「情報商材」と「本」の関係は、以上の通りです。
「本」で提供される「情報商材」もないことはありませんが、かなり少ないと考えていいでしょう。