この記事では、「邸宅」と「豪邸」の違いを分かりやすく説明していきます。
「邸宅」とは?
家という意味です。
特に空間的に占める割合が広くて、つくりが立派である家をいいます。
空間に占める割合がどれくらいの面積なのか、具体的な数字は意味に含まれていません。
また、立派とはどのようなものなのか、具体的なことは意味に含まれていません。
つくりが立派だと家を建てる費用が大きくなりますが、いくらかければ「邸宅」というのかは意味に含まないです。
日本の一般的な住宅は、30~40坪程度の広さだといわれています。
これよりも広ければ、広い家といえるでしょう。
ただ広いだけの家では、この言葉が指すものではありません。
立派さがないと、この言葉が指すものではないのです。
広くても、屋根が壊れている、壁がぼろぼろといったものはあてはまりません。
何を立派と感じるかは人によって異なりますが、最新の設備を備えている、住宅に不具合がない、建築材の性質が優れているといったものは立派といえそうです。
「邸宅」の使い方
空間的に占める割合が広く、立派なつくりの家を指して使用する言葉です。
平均的な家よりも大きくて立派なものに対して使用されます。
「豪邸」とは?
大きくて立派で、必要以上に金銭や物を使用していそうな家のことです。
ただ大きい立派というだけでなく、贅沢な様子があるものを指しています。
必要以上に金銭や物を使用しているとは、具体的にいくらなのかという定義はありません。
家を建てるためにかかる費用の平均は、3055万円ほどだといわれています。
それよりもはるかに費用をかけている場合、必要以上に金銭を使用しているといえるでしょう。
3000万円ほどあれば住むために必要な設備をそろえることができます。
それよりも費用をかけているということは、必要ではないものにも費用をかけているといえます。
たくさんの費用をかければ、最新の設備をさまざまそろえることができます。
そのため、この言葉が指す家は設備が充実していることが珍しくありません。
家には洋風のものや和風のものがありますが、この言葉はどのような趣の家なのかという意味は含まれていません。
洋風のものも和風のものも含みます。
「豪邸」の使い方
空間的に占める割合が広くて立派で、必要以上に金銭や物を使用している家を指して使用する言葉です。
「邸宅」と「豪邸」の違い
空間的に占める割合が広くて立派な家という意味が同じですが、「豪邸」は贅沢という意味も含まれています。
「邸宅」の例文
・『邸宅にお邪魔する』
・『邸宅に招待された』
・『邸宅をみせてもらう』
・『邸宅の設計をした人』
「豪邸」の例文
・『豪邸が話題になる』
・『夢の豪邸』
・『豪邸を訪問する』
・『豪邸を所有している』
まとめ
大きい、立派だという意味を含む点が同じですが、「豪邸」はそれだけでなく必要以上に金銭や物を使用しているものを指している点が「邸宅」とは異なります。