「抜け目ない」と「抜かりのない」の違いとは?分かりやすく解釈

「抜け目ない」と「抜かりのない」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「抜け目ない」「抜かりのない」の違いを分かりやすく説明していきます。

「抜け目ない」とは?

「抜け目ない」とは?

「抜け目ない」「ぬけめない」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「準備が万端に整えられてい様子」という意味で、ある物事に必要なものが全てそろっていることです。

2つ目は「見落としなく出来ている様子」という意味で、仕事や与えられた役割に対して、足りない部分がない様にきちんとできていることです。

3つ目は「ちゃっかりしている」という意味で、自分の利益になることにはずる賢く立ち回る様子のことです。

上記に共通するのは「しっかりしている」という意味です。

「抜け目ない」の使い方

「抜け目ない」「準備が万端に整えられてい様子」「見落としなく出来ている様子」「ちゃっかりしている」という意味で使われます。

形容詞として使われたり、副詞として「抜け目なく行動する」などと使われたり、名詞として「抜け目のなさを発揮する」などと使われます。

基本的に、自分が有利になる為に万全の態勢で行動することに使われる言葉です。

「抜かりのない」とは?

「抜かりのない」とは?

「抜かりのない」「ぬかりのない」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「油断や不注意などによる失敗が無いようにすること」という意味で、ついうっかりで起きるミスがない様に心構えを持つことです。

2つ目は「怠慢による準備不足がない様にする」という意味で、心のゆるみにより忘れ物や不備な状態がない様にすることです。

3つ目は「注意深く行動する」という意味で、常に万が一のことを考えて十分な対策を講じておくことです。

上記に共通するのは「不注意や怠慢などで失敗しない様にする」という意味です。

「抜かりのない」の使い方

「抜かりのない」「油断や不注意などによる失敗が無いようにすること」「怠慢による準備不足がない様にする」「注意深く行動する」という意味で使われます。

形容詞として使われたり、副詞として「抜かりなく手はずを整える」などと使われます。

基本的に、不注意や怠慢などで失敗しない様にしっかり行動することに使われる言葉です。

「抜け目ない」と「抜かりのない」の違い

「抜け目ない」と「抜かりのない」の違い

「抜け目ない」「自分が有利になる為に万全の態勢で行動すること」という意味です。

「抜かりのない」「不注意や怠慢などで失敗しない様にしっかり行動すること」という意味です。

「抜け目ない」の例文

「抜け目ない」の例文

・『彼女は抜け目なく既に上司から許可を取っている』
・『すでにあの美女と知り合いとは中々抜け目ない』
・『死角がないように抜け目なくしっかり見張る』
・『子供が抜け目なくお年玉をもらっている』

「抜かりのない」の例文

「抜かりのない」の例文

・『今日の警備は決して抜かりのない様に気合を入れる』
・『プレゼンに向かって万事抜のない様に進める』
・『連係プレーは全員の抜かりのない行動が大切だ』
・『社運がかかったプロジェクトなので抜かりのない行動を求める』

まとめ

まとめ

今回は「抜け目ない」「抜かりのない」について紹介しました。

「抜け目ない」「ちゃっかりする」「抜かりのない」「ミスがない様にする」と覚えておきましょう。