この記事では、「目差す」と「目指す」の違いを分かりやすく説明していきます。
「目差す」とは?
めざすと読み、目当てとして定めること、到達すべき目標とするという意味合いの言葉で、目指すの当て字でとなっています。
「ホームラン王を目差す」「山の中腹の山小屋を目差す」などの使い方が可能ですが、目指すと比べるとあまりポピュラーな使い方とは言えません。
目差すは使わない言葉であるという見方すらあります。
大半の文章において目指すという言葉が使われていると言えるでしょう。
なお、常用外漢字というわけではないので、格好良さ、風情を感じさせるほどの差がないのも目差すという言葉の特徴といえ、わざわざ意識して使うべき言葉ではないとも言えるでしょう。
「目指す」とは?
めざすと読み、目当てとして定めること、到達すべき目標とするという意味合いの言葉です。
「健康な日々を目指す」「公園の池の周りの待ち合わせ場所を目指す」など目標として使う場合、場所と望む姿、あり方等としての目標どちらでも使える言葉となっています。
また、「2027年の開通を目指す」という言葉では時間を目標にすることが可能で使える範囲の広い言葉と言えます。
「目指すは海」など先に目指すという言葉を使い後に目標を示すという使い方も見られます。
目指すという言葉で企業の目標や有りたいと願う姿を提示しているケースもかなり多く見られ、目差すという言葉ではここまで見られることはないことも違いとなっており、目指すがポピュラーな使い方、目差すは当て字の使い方と言えます。
目指すは英語でaimとなり、狙いをつける、エイミングなどのaimです。
「目差す」と「目指す」の違い
「目差す」と「目指す」の違いを、分かりやすく解説します。
目差すと目指すは意味は全く同じで目当てとして定めること、到達すべき目標とするという意味合いの言葉ですが、目差すの方は当て字となっており、現実に使われている例はかなり少なくなっており、目標、あるべき姿などを指す意味では圧倒的に目指すという言葉が多くなっています。
目差すという言葉は読み方と意味さえわかれば使う必要がないとすら言えるでしょう。
「差す」が常用外漢字ではなく日常で使われる漢字であるため、表現的な面白さを追加することも難しいのですが、パソコンにおいての文字変換では目指すという言葉の後で目差すが出るケースもあります。
誤用とまでは言えないものの、積極的に使うべき言葉ではないのが目差すという言葉です。
一方、目指すという言葉は会社ホームページなどで非常に多く使われている言葉です。
まとめ
目差すと目指すは目指すが9割以上の使われ方をしている同じ意味の言葉で、目差すをわざわざ使うシチュエーションがほぼなく、さらに同一文章で目指すと目差すを入れるべきではないということもあり、目差すという言葉に関してはあまり注目すべきものではないとすら言えます。