この記事では、「解錠」と「開錠」の違いを分かりやすく説明していきます。
「解錠」とは?
鍵のかかっている錠を、壊さずに何らかの方法で開けることです。
錠とは、扉などに取り付けられる、鍵で開け閉めする装置のことです。
ダイヤルで操作するもの、金具を差し込んで使用するものなどがあります。
金具を操作して鍵をかけると扉などは開かなくなります。
開けるためには鍵が必要で、これをなくしてしまうと開けられません。
そんなときには、鍵の修理やに依頼をするとよいでしょう。
合鍵を作ったり、道具を使用したりして、錠を開けてくれます。
このときに壊さない場合が、この言葉が意味するものです。
自分で開ける場合もこの言葉が指すものです。
自動車を使用しないときには鍵をかけることが一般的です。
そうでないと盗難などの心配があります。
自動車に乗るときには鍵を開けます。
鍵を持っている人が近づくだけで開く自動車もあります。
鍵を持っている人が近づいて鍵が開いた、このこともこの言葉が意味するものです。
「解錠」の使い方
鍵がかかっている錠を開けるという意味で使用をします。
壊さない場合をいいます。
自分で開ける場合にも、業者に依頼して開けてもらう場合にも使用できます。
「開錠」とは?
鍵のかかっている錠を何らかの方法で開けることです。
壊すことも含めます。
家の玄関のことで説明をします。
この家の玄関の鍵は、金具を穴に差し込んでまわして開け閉めするタイプです。
差し込む金具もドアに取り付けられている金具も古くなっていました。
あるとき、金具を差し込んでまわそうとしたら、金具が折れてしまいました。
穴に入った金具を取り出すことができないし、金具をまわしてドアを開けることもできません。
困ったので鍵の修理業者に修理依頼をしました。
中の金具を取り出すことは難しいため、壊す必要があるといいます。
仕方がないので壊して開けてもらうことにしました。
業者が作業をした結果、錠が壊れて開かなかったドアが開きました。
こういった事柄を指す言葉です。
「開錠」の使い方
何らかの方法で錠を開けるという意味で使用をします。
壊す場合もいいます。
「解錠」と「開錠」の違い
鍵がかかっている錠を開けるという意味が同じですが、その方法が異なります。
前者は合鍵や工具などを使って開けることで、壊しはしません。
錠を解くという意味合いの言葉です。
後者は合鍵などで開けることだけでなく、壊すことも含めます。
扉などを開けるという意味合いの言葉です。
「解錠」の例文
・『解錠をしてもらう』
・『解錠操作を行う』
・『自動で解錠する』
・『やっと解錠した』
「開錠」の例文
・『開錠に手間取る』
・『無理に力を加えて開錠する』
・『開錠をして部屋に入る』
・『金庫の開錠に挑戦する』
まとめ
鍵を使って扉などの開け閉めをする金具を開けるという意味が似ていますが、どのような方法なのかという点に違いがあります。