「静養」と「休養」の違いとは?分かりやすく解釈

「静養」と「休養」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「静養」「休養」の違いを分かりやすく説明していきます。

「静養」とは?

「静養」とは?

体の状態をよくしたり、疲れをとったりするなどのために、心と体をゆっくりと休めることです。

病気からの回復というよりも、体の状態を常によくしておくためにといった意味合いがあります。

毎日激務に追われている人がいたとします。

毎日毎日休む暇なく働いていては、体が疲れてしまいます。

疲れた状態で無理をし続ければ、健康を損ねてしまうことでしょう。

疲れから回復させるためには休むことが重要です。

長時間機械を使い続けると熱を持ってくることがあります。

熱を冷ますには、外から水をかけるなどするよりも、一旦機械を停止することの方が効果的です。

これと同じように、人間の体の疲労を取り除くためには、仕事を続けながらマッサージなどで対処するよりも、一旦休むことの方が効果的な場合があります。

休むといっても、その期間はさまざまです。

この言葉にはどれくらいの期間休むのか意味に含まれていませんが、週末だけ休むといったものではありません。

比較的長い休みや、健康を維持したり、疲労を回復したりなど、目的を達成するまで休むことをいいます。

「静養」の使い方

体の状態をよくしたり、疲労を取り除いたりなどするために、心と体を休めることに使用をします。

仕事が休みの日という意味ではありません。

「休養」とは?

「休養」とは?

仕事などを休んで、心と体のエネルギーを回復させることです。

この言葉にはどれくらい休むのか具体的な期間が意味に含まれていませんが、比較的長いものをいいます。

仕事の合間に少し時間をとってコーヒーを飲もうといった短いものではありません。

たとえば、夏に1週間ほど仕事の休みがとれたとします。

この期間に温泉に行って心と体を休めました。

これを「温泉で休養する」などといいます。

「休養」の使い方

仕事などを休んで、それが心と体のエネルギーを回復させるための場合を指して使用します。

数分程度の短いものではなく、1日以上の比較的長期間の場合をいいます。

そのため、仕事の合間にお茶を飲んで休むなどには使用しません。

「静養」と「休養」の違い

「静養」と「休養」の違い

休むという意味を持つ点が似ていますが、同じことではありません。

「静養」は病気からの回復や疲労を取り除くことなどが目的で行われるものです。

「休養」は仕事などを休んでという意味合いの言葉です。

「静養」の例文

「静養」の例文

・『静養先から戻ってきた』
・『別荘で静養をする』
・『静養先に向かう』
・『現在静養をしています』

「休養」の例文

「休養」の例文

・『しばらく休養が必要』
・『1週間ほど休養をする』
・『休養をして元気になった』
・『休養が終わり仕事に出てくる』

まとめ

まとめ

どちらの言葉も休むという意味を持っていますが意味が異なり、一方は健康を維持するためなどに行うもの、もう一方は仕事などを休んで心と体のエネルギーを回復させるものを指しています。