この記事では、「先日」と「前日」の違いを分かりやすく説明していきます。
「先日」とは?
「先日」は、過ぎ去った曜日のことで、先に終えた曜日のことです。
そのうえで、先日とは、3日前のことを指すことが多く、例を挙げれば、1月の9日から「先日」とすれば3日前にさかのぼり、6日あたりを先日と述べます。
「前日」とは?
「前日」は過ぎ去った一日のことで、一日前のことのみです。
例を挙げれば、1月の9日だったら前の日付になり、1月の8日が「前日」になります。
「前日」は、たった一日しかさかのぼりませんので、「先日」と異なり誤差というものが少ないのが特徴で、「前日何をしていた」とあれば、一日前は何をしていたかを述べろと言っているため、一日前のことを思い出せないのは怪しいと刑事ドラマでは言うのですが、一日前のことをはっきりと覚えているのも実は怪しいと言え、すらすらと一日前のことを喋れる方が逆に怪しいとも言えます。
「先日」と「前日」の違い
両者の違いは、さかのぼる日時が違う点です。
「先日」は、3日までをさかのぼり、「前日」はたった一日時間をさかのぼることです。
よって両者は時間のさかのぼる範囲が異なります。
「先日」の例文
・『山田様、先日はお仕事を引き受けて頂きありがとうごさいます』
この例は、ヤマサさんがお仕事を3日前に引き受けてくれたことに対してお礼を述べている例です。
「先日」は3日まで時間をさかのぼりどうであるかを述べる言葉でこの例は3日前にさかのぼり、お仕事を山田さんが引き受けてくれたことのお礼を述べている例になります。
なお、このお礼に関する文章はテンプレートのようなもので、企業側の従業員にお礼を述べる際のテンプレートのようなものです。
「前日」の例文
・『前日に作成した書類を紛失した』
この例は、一日前に作成した書類を紛失したという例です。
つまり、たった一日しかたってないのにもかかわらず、書類を紛失してなくしたというのがこの例になります。
むろん、一日で紛失したわけですから探せば見つかるかもしれませんが見つからないかもしれないのがこの例です。
まとめ
「先日」については、おおよそ3日程度までさかのぼり、どうであるかを述べることでこれについてはビジネスに多く使用されており、「先日にお仕事を引き受けて頂きありがとうごさいます」のように3日前に仕事を引き受けてくれたことに関する感謝を述べるテンプレートとして使用されています。
「前日」についてはたった一日前のことですので、これはビジネスにおいてはあまり使用せず、どちらかというと刑事さんなどがアリバイを聞き出す際に一日前は何をしていたかということで使用する言葉ですが、「前日何をしていたか」と言われて即座に何をしていたかとその証拠を提示できる方があまりにもおかしな点が多く、実は犯人ではないかと感じてしまう点がテレビドラマにおいては見られます。