「欠席」と「欠課」の違いとは?分かりやすく解釈

「欠席」と「欠課」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「欠席」「欠課」の違いを分かりやすく説明していきます。

「欠席」とは?

「欠席」とは?

出席しなければならない集まりに出ないこと、また学生などが学校を休むことです。

本来は出なければならないところに出ないことを意味しています。

フィギュアスケートの大会が行われます。

この大会の前には公式練習があります。

大会に出場する選手は、公式練習に出ることができます。

しかし、ある選手は都合により公式練習に出ませんでした。

本来は出るはずだったものに出なかったのです。

これは「練習を欠席する」といいます。

今日は火曜日で学校がある日です。

学生なので本来は学校に行っている日なのですが、風邪をひいて体調が悪いので学校には行きませんでした。

これは「学校を欠席する」といいます。

仕事を休んで出ないことは、この言葉が意味するものではありません。

この言葉は、集まりや学校に出ないことを意味しています。

「欠席」の使い方

本来出るはずの集まりや学校に出ないことに使用をします。

仕事に出ないことには使用しません。

「欠課」とは?

「欠課」とは?

それを受けるはずだった人が、講義や授業に出ないことです。

この言葉が指す出ないものは、講義や授業です。

それに出るはずだった人が出ないことを意味しています。

「課」という漢字には、割り当てられた仕事や勉強という意味があります。

「欠」は、休む、予定をやめるという意味の漢字です。

こういったことから、この言葉は、その人が出なければならないと与えられている講義や授業などに出ないこと、という意味であることがわかります。

大学の講義が午後の1時からあります。

しかし、体調が悪かったので、出るはずだった講義には出ませんでした。

こういったことを意味する言葉です。

学校を休むこととは違います。

学校に行っていても、ある授業だけでない場合は、この言葉が指すものです。

学校に入っているけれど、3時間目の授業だけでないといったものです。

「欠課」の使い方

講義や授業などに出るはずだった人が、それに出ないことという意味で使用をします。

出ることをやめるものが講義や授業のときにだけ使用をし、それ以外の事柄には使用しません。

集まりに出ないことではないのです。

「欠席」と「欠課」の違い

「欠席」と「欠課」の違い

本来出るはずのものに出ないという意味が似ていますが、出ないものに違いがあります。

「欠席」は集まりや学校などに出ないことです。

「欠課」は講義や授業に出ないことです。

どちらの言葉も、なぜ出ないのかという意味までは含んでいない点は同じです。

「欠席」の例文

「欠席」の例文

・『欠席の旨を伝える』
・『体調不良を理由に欠席する』
・『欠席続きで心配になる』
・『欠席したことを非難される』

「欠課」の例文

「欠課」の例文

・『欠課をしてしまった』
・『欠課することを伝える』
・『欠課することを了承してもらえた』
・『何度か欠課をしている』

まとめ

まとめ

本来出るはずのものに出ないという意味が似ていますが、何に出ないのかという点に違いがあります。