この記事では、「決意」【けつい】と「抱負」【ほうふ】の意味や使い方、例文、違いを分かりやすく説明していきます。
「決意」とは?
心に決めたことを具体的に取り上げて、絶対にやるんだという意志をはっきり決めることを「決意」【けつい】と言います。
田舎から東京に出て一人暮らししようとか、結婚するため婚活に力を入れよう、転職して、もっと自分の資格を活かせる会社に勤めようとはっきりした目標を一度決めたら実践することを決めた段階であり、必ず実行してみせると行動に移すことを「決意」するわけです。
前から考えていたことであっても、なかなか実行に移せなかったことに対して絶対にやると決めた段階であり、後には引かない強い気持ちに包まれている状態を表せる言葉にもなります。
「抱負」とは?
自分がこのようにしたいと思う計画を立てて、実行して実現させたいと思う目標を掲げて叶えるためゴールを目指すことを「抱負」【ほうふ】と言います。
抱負を抱える時期としては、一年の始まりである新年や学期が変わるとき、引っ越しなどしたときなどこれから新しい生活が始まる前などに多い傾向が見られます。
心の中で絶対にやって退けたいことを主に掲げて、その目標に向かって勉強したり、資格を取得するなど人生において意味ある大きな目標を掲げます。
例としては、大学受験に受かるため勉強に励もう、車の免許を取得するため勉強しよう、海外で就職するため英会話を身に付けようなど、普段では出来ないようなことを目指すわけです。
「決意」と「抱負」の違い
「決意」と「抱負」の違いを、分かりやすく解説します。
今までやろうとしていたことを実行に移すと決めることを「決意」と言い、金銭的な準備したり、書類を用意して出すという一歩手前の段階を指します。
一方の「抱負」は、具体的にこのようなことがしたいと考えては掲げることを指す言葉であり、まだ心に決めて実行しようとする年が始まる前に今年やりたいことを決めて目標とするという違いがあります。
「決意」の例文
・『大学へ行くため東京へ出ることを決意する』
・『両親が相次いで他界したので、実家の家を売却することを決意した』
生まれてからずっと暮らしていた地元を離れて、東京という新天地に引っ越し、勉学に勤しむことにしたその意志を表します。
長年住んでいた家を手放すのは悲しいものですが、誰も住まない空き家になっては管理する者もいないため売ることにしたときの強い意志を持って手放すわけです。
「抱負」の例文
・『今年こそは運転免許証を取得するため気合を入れて頑張ると抱負を掲げた』
・『新年にあえて抱負は立てずにやりたいことをしようと考えた』
運転免許証を取得しようと目標を掲げて、それに向かってお金を貯めようと考える気持ちを表せます。
ほとんどの人は一年の始まりに「抱負」を掲げますが、目標が日々の生活を阻害して、やりたいことができなくなってしまうことがありますので、あえて今やるべきことを優先的にする人もいます。
まとめ
どちらも自分がこれからやりたいと感じることに対して目標を持ち、行動しようとするときに掲げる目標ですが、「決意」は意を決して立てたことを叶えるために強い気持ちを持って突き進もうとするものであり、「抱負」はやりたいと思うことを考えることと覚えておくといいでしょう。