この記事では、「点灯」と「点滅」の違いを分かりやすく説明していきます。
「点灯」とは?
あかりをつけることです。
あかりとは、光や火のことです。
暗い室内に光をつけると明るくなります。
現代だと、スイッチを入れればあかりがつきます。
天井についている電灯の場合だと、最初は暗い状態だったものがスイッチを入れることで明るい状態になります。
このことを意味する言葉です。
クリスマスツリーにあかりをつけるイベントは「点灯式」などといわれます。
クリスマスツリーには電球がつけられることがあります。
電球のスイッチを入れていないときは暗い状態です。
しかし、スイッチを入れれば電球が明るい状態になり、クリスマスツリーがキラキラと輝き出します。
この言葉は明るさをつけることを指しており、明るさを消すことではありません。
電球の場合ならスイッチを入れて明るくなることで、スイッチをもう一度押して暗くすることではありません。
「点灯」の使い方
明るくすることという意味で使用をします。
電灯などの電気を使用するものについて使うことが多いです。
ろうそくに火をつけると明るくなりますが、これは「点火」「灯す」などということが多くあります。
「点滅」とは?
あかりをつけたり消したりすることです。
また、あかりがついたり消えたりすることです。
継続してあかりがついていること、継続してあかりが消えていることではありません。
つく、消えるを繰り返す場合をいいます。
よく目にするものでは信号があります。
横断歩道に設置される信号機には、赤い色と青い色があります。
青から赤に変わる直前、青い色がついたり消えたりします。
このさまを意味する言葉です。
自動車の方向指示器でも、この言葉が意味する現象が見られます。
方向指示器は前照灯とは異なり、ずっとあかりがついているのではなく、ついたり消えたりします。
チカチカとする状態です。
このさまを意味します。
「点滅」の使い方
あかりがついたり消えたりすること、またつけたり消したりすることを指して使用をします。
ずっとついていることや、ずっと消えていることには使用しません。
「点灯」と「点滅」の違い
あかりに関する言葉ですが、意味は異なります。
「点灯」はあかりをつけることです。
つけるという行為を指しており、それによってあかるくなることをいいます。
「点滅」はついたり消えたりすることです。
明るい状態が続く、暗い状態が続くなどのことではありません。
「点灯」の例文
・『点灯をしてください』
・『イルミネーションが点灯された』
・『うまく点灯しない』
・『点灯式に参加する』
「点滅」の例文
・『点滅する光』
・『点滅表示に注意してください』
・『点滅するライトが眩しい』
・『点滅パターンを変えることができる』
まとめ
あかりに関する言葉ですが、あかりをどうするのか、あかりの状態はどうなのかという点に違いがあります。