この記事では、「中身」と「内容」の違いを分かりやすく説明していきます。
「中身」とは?
「中身」は「なかみ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ある入れ物の中に入れてあるもの」という意味で、保管したり持ち運んだりする為に、ある入れ物の中に入れた状態にしてあるもののことです。
2つ目は「中に入っているもの」という意味で、外側を切ったりフタを開けたりした時に、最初から中にある物のことです。
3つ目は「ものごとの質や重要性」という意味で、人が見たり聞いたりして「ためになる」「面白い」などと思うことです。
4つ目は「刀剣の刃の部分」という意味で、刀や剣を抜いた時に、刃に当たる部分のことです。
上記に共通するのは「中に入っているもの」という意味です。
「中身」の使い方
「中身」は「ある入れ物の中に入れてあるもの」「中に入っているもの」「ものごとの質や重要性」「刀剣の刃の部分」という意味で使われます。
名詞として「中身がある・ない」「中身が多い・少ない」「中身が詰まっている」などと使われます。
基本的に、ある入れ物の中に保管してあるものや、ものごとの質や重要性に使われる言葉です。
「内容」とは?
「内容」は「ないよう」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「容器や包みなどの中に入っているものの様子」という意味で、どの様なものが入っているかということを主体にしています。
2つ目は「ものごとを成り立たせている要素」という意味で、ある結果に至るまでの実質的な要素のことです。
3つ目は「文章や会話で相手に伝えようとしている事柄」という意味で、何を言いたいのか、何を表現したいのかということです。
4つ目は「哲学で、ある事象を成立させている実質上のもの」という意味です。
上記に共通するのは「実質上の構成要素」という意味です。
「内容」の使い方
「内容」は「容器や包みなどの中に入っているものの様子」「ものごとを成り立たせている要素」「文章や会話で相手に伝えようとしている事柄」「哲学で、ある事象を成立させている実質上のもの」という意味で使われます。
名詞として「内容がある・ない」「内容が濃い・薄い」「内容が多い・少ない」などと使われます。
基本的に、入れ物の中に入っているものの様子や、ものごとを成り立たせてい実質上の要素に使われる言葉です。
「中身」と「内容」の違い
「中身」は「ある入れ物の中に保管してあるもの」「ものごとの質や重要性」という意味です。
「内容」は「入れ物の中に入っているものの様子」「ものごとを成り立たせてい実質上の要素」という意味です。
「中身」の例文
・『プレゼントの中身は後で見て下さい』
・『バッグの中身を人に見られたくない』
・『福袋の中身が事前に分かる様になっている』
・『長々と中身の薄い話を聞かされる』
「内容」の例文
・『空港で手荷物の内容を申告する』
・『勝負には勝ったが内容はいまいちだった』
・『期日に遅れるという内容のメールが来る』
・『かなり内容の濃い番組だった』
まとめ
今回は「中身」と「内容」について紹介しました。
「中身」は「中にあるもの」、「内容」は「中にあるものを成り立たせている要素」と覚えておきましょう。