みなさんは「翌年」と「明年」という言葉がどのような意味を持っているかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「翌年」と「明年」の違いを分かりやすく説明していきます。
「翌年」とは?
「翌年」は「よくとし」や「よくねん」という読み方になります。
この「翌年」とは「その次の年のこと」を指している言葉になります。
「明年」とは?
「明年」は「みょうねん」という読み方になります。
この「明年」には「明くる(あくる)年」や「来年」という意味がありますが、「その人が現在身を置いている次の年」という意味でも使われる言葉です。
「翌年」と「明年」の違い
では、ここで「翌年」と「明年」の違いを見て行くことにいたしましょう。
どのような相違点があるのでしょうか?「翌年」とは「その次の年のこと」を指している言葉です。
一方の「明年」も「その人が現在身を置いている次の年」という意味がありますが、一般的には「明くる(あくる)年」や「来年」という解釈になります。
このことから、「明年」=「その人が現在身を置いている次の年」「明くる年」という定義になり、「翌年」=「ある年を基準にした場合の次の年」ということになるために同義語としての理解で問題はありません。
しかし、「明年」は公式行事や大勢の前で挨拶する時などに使われることが多いために、フォーマルなシチュエーションでの使い方になるでしょう。
ビジネスシーンで使ったり目上の人に話すときに使うようにするといいでしょう。
「翌年」は一般的な言葉なので。
色々な場面で使える言葉かもしれません。
「翌年」の例文
ここで「翌年」の例文を見て行くことにいたしましょう。
具体的には以下のような文章が考えられます。
・『翌年は遂に我が社も上場することになった。これまで以上に業績を伸ばしていかなければならない』
・『翌年には大きな人事異動の発表がある予定です』
「翌年」という言葉はビジネスシーンでもよく使われている言葉であることが分かります。
「明年」の例文
続いて「明年」の例文を見て行くことにしましょう。
どのような文章が考えられるでしょうか?
・『叔父は明年60歳となり、長年勤務してきた会社の退職することになる』
・『私の父は明年70歳を迎えますが、これもひとえに皆さまのご理解とご支援のたまものだと感謝しております』
「明年」という言葉は日常的なシチュエーションで使うことがあまりないかもしれません。
上記のような場面での活用法をなるでしょう。
まとめ
ここまで「翌年」と「明年」の意味と違いを見てきました。
これらの言葉では「翌年」は日常生活の中で使うことが多いですが、「明年」はあまり使用される機会はそんなに多くはないでしょう。
それだけに同じ意味を持っている言葉であっても、適切な使い分けをしなくてはなりません。
そのためにここで紹介してき例文を参考にしながら、正しい使い方がどのようなものなのかをしっかりと抑えておきましょう。