「数珠つなぎ」と「芋づる式」の違いとは?分かりやすく解釈

「数珠つなぎ」と「芋づる式」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「数珠つなぎ」「芋づる式」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「数珠つなぎ」とは?

「数珠つなぎ」とは?

「数珠つなぎ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「数珠つなぎ」は、「じゅずつなぎ」と読みます。

「数珠つなぎ」は、「糸でつないだ数珠玉のように、多くの人や物をひとつなぎにすること。

その様子」
という意味があります。

例えば、お盆の季節や年末年始には、たくさんの帰省客がいるため、高速道路が自動車で埋まることになります。

このような様子は、「帰省ラッシュのため、高速道路が渋滞し、自動車が数珠つなぎに鳴った」などという文章を作ることができます。

また、戦争中に、捕虜を移動させる場合、縄などで捕虜を縛り、ひとつなぎにして、移動させる場合があるかもしれません。

この場合は、「捕虜を移動させるため、縄で数珠つなぎにする」という文章にできます。

「芋づる式」とは?

「芋づる式」とは?

「芋づる式」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「芋づる式」「いもづるしき芋づる式」と読みます。

「芋づる式」は、「蔓を引くと、芋が次々に出てくるように、多くの出来事が関連して続いていくこと」という意味があります。

芋ほりをしたときに、蔓を引くと、たくさんの芋を収穫することができますが、一つの事柄が、次の事柄に関連して、終わりがないような場合「芋づる式」と呼びます。

例えば、麻薬捜査の結果、一人の薬物使用者を逮捕したとします。

その薬物使用者が、売人について話したり、仲間について話すなどして、次々と逮捕者が出る場合は、「芋づる式に薬物使用者や売人が捕まる」などという文章にできます。

また、商店街の会長と仲良くなったら、商店街の人たちを紹介され、次々と知り合いができることがあります。

この場合は、「商店街の人たちと、芋づる式に仲良くなる」などという文章を作ることができます。

「数珠つなぎ」と「芋づる式」の違い

「数珠つなぎ」と「芋づる式」の違い

「数珠つなぎ」「芋づる式」の違いを、分かりやすく解説します。

「数珠つなぎ」は、「糸でつないだ数珠玉のように、多くの人や物をひとつなぎにすること。

その様子」
という意味があります。

一方で「芋づる式」は、「蔓を引くと、芋が次々に出てくるように、多くの出来事が関連して続いていくこと」という意味があります。

「数珠つなぎ」の場合は、本来はバラバラの人や物が、ひとまとまりになる様子を意味するのに対して、「芋づる式」は、隠れているなどして、見えなかった、元々関連性がある人や物が、実は関係していることをしることを意味するという違いがあります。

このように、バラバラなものが一つになることを「数珠つなぎ」と呼び、元々関係していたものの正体を知るような場面では「芋づる式」という言葉を使ってみましょう。

まとめ

まとめ

「数珠つなぎ」「芋づる式」の違いについて見てきました。

2つの言葉には明確な意味の違いがありました。

意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。