この記事では、「頻発」と「多発」の違いを分かりやすく説明していきます。
「頻発」とは?
物事が繰り返し何度も起こるという意味です。
比較的短い時間に何度も起こることをいう場合が多いです。
宝くじのことで説明をします。
ある宝くじ売り場では、高額当選が何度もでています。
ある一年間では、他の売り場に比べて1. 5倍高い割合で高額当選が出ました。
1年という期間で何度も繰り返し起こっているのです。
今度は交通事故のことで説明をします。
ある地域では1月の間に20件の交通事故がありました。
他の地域の平均的な月の交通事故件数は10件です。
ある地域は他の地域に比べて、繰り返し起こる度合いが高いといえます。
ある地域では、大雨が繰り返し何度も降っていました。
それによって、何度も土砂災害が起こりました。
特定の時期に大雨が降り、土砂災害が起こっています。
こういった、繰り返し何度も起こることをこの言葉は意味しています。
「頻発」の使い方
物事が何度も繰り返し起こることを指して使用をします。
5年、10年といった長い期間ではなく、比較的短い期間の中で起こるときに使う場合が多いです。
「多発」とは?
「多発」には2つの意味があります。
ひとつは、物事がたくさんの回数起こることです。
たくさんとは具体的に何回なのか意味には含まれていません。
また、どれくらいの期間でという意味も含んでいません。
ある道路は路面が凍結をして、スリップをする車が何台もいました。
1週間で起こったスリップ件数は、この道路は5件で、他の道路は0件です。
これは、他よりも多いといえます。
ある宝石店で強盗事件がありました。
実はこの宝石店は、以前にも何度か強盗に入られています。
強盗事件は、普段よく起こることではありません。
しかし、この店は何度も強盗に入られています。
これは、たくさんの回数強盗に入られているといえます。
このように、物事がたくさんの回数起こることをこの言葉は意味しています。
もう一つの意味は、多くの発動機を持っているです。
「多発」の使い方
2つの意味がありますが、たくさんの回数起こることという意味で使われています。
たくさんとは何かは意味に含んでおらず、普通よりも多い場合をいいます。
「頻発」と「多発」の違い
何度も繰り返し起こるという意味が同じですが、使い方に違いがあります。
「頻発」は短い期間に何度も起こるときに使う場合が多いです。
「多発」はどれくらいの期間かに関係なく使われています。
「頻発」の例文
・『盗難事件が頻発している』
・『動物園での事件が頻発している』
・『頻発した原因を調べる』
・『冬に頻発する』
「多発」の例文
・『システムの障害が多発する』
・『トラブルが多発している』
・『同時多発テロ』
・『○○市で多発している』
まとめ
どちらの言葉にも、何度も繰り返し起こるという意味が同じですが、使い方に違いがあります。
