「文句」と「苦情」の違いとは?分かりやすく解釈

「文句」と「苦情」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「文句」「苦情」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「文句」とは?

「文句」とは?

「文句」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「文句」は、「もんく」と読みます。

「文句」は、「文章中の語句」という意味があります。

何かの文章がある時に、その中の語句を切り取り、「文句」と言うことができます。

小説を読んだ時に、気になる語句がある場合は、「小説の、あの文句が気になる」などという文章にできます。

また、「文句」には、「歌謡などで、メロディーに対して歌詞をいう」という意味があります。

歌謡曲を聞いた時に、歌詞の素晴らしさに感動したとき、「あの歌謡曲の文句は素晴らしくて、感動した」などという文章にできます。

さらに「文句」には、「相手に対する言い分や苦情。

不服」
という意味があります。

例えば、清掃業者に掃除を依頼したら、きちんと掃除をしてくれなかったとき、不服だと感じるでしょう。

このような場合は、「今回の清掃作業の掃除には文句がある」などという文章を作ることができます。

「苦情」とは?

「苦情」とは?

「苦情」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「苦情」「くじょう」と読みます。

「苦情」は、「他からの害や、不利益などをこうむっていることに対する不平や不満。

それを表現した言葉」
という意味があります。

他の人から嫌なことをされたり、不利益になるようなことをされている場合は、不平や不満が出てくるはずです。

例えば、隣人が部屋に友達を呼び、毎晩うるさく騒いでいたら、不平不満を感じるでしょう。

このような場合は、「毎晩大騒ぎをする隣人に苦情を言う」という文章を作ることができます。

また、YouTuberのようなインフルエンサーが、人を傷つけるような発言をした場合は、たくさんの不平不満が押し寄せてくるかもしれません。

このような場合は、「不適切な発言をしたインフルエンサーに対して、苦情が殺到する」という文章にできます。

「文句」と「苦情」の違い

「文句」と「苦情」の違い

「文句」「苦情」の違いを、分かりやすく解説します。

「文句」には、「相手に対する言い分や苦情。

不服」
という意味があります。

一方で「苦情」は、「他からの害や、不利益などをこうむっていることに対する不平や不満。

それを表現した言葉」
という意味があります。

どちらの言葉も、他者に対する不平不満がある時に、使う言葉になります。

ただし、「文句」という場合は、主観的な不平不満が多いのに対して、「苦情」は、法的に見ても不平不満を言う根拠があるような場合が多いという違いがあります。

また、「文句」には「文章中の語句」など、まるで違う意味があるという違いもあります。

まとめ

まとめ

「文句」「苦情」の違いについて見てきました。

2つの言葉には明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。