この記事では、「有料」と「有償」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「有料」とは?
「有料」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「有料」は、「ゆうりょう」と読みます。
「有料」は、「料金が必要なこと」という意味があります。
反対語は「無料(むりょう)」になります。
何かをするときに、料金が必要な場合は、「有料」となります。
例えば、桜を見に、公園に出かけた時、自動車を駐車場に停めるのではないでしょうか。
この場合、駐車場を使用するために、料金が必要な場合は、「公園の駐車場が有料だ」という文章にできます。
また、ラーメン店で、ラーメンを大盛りにするとき、大盛りにするためには追加料金が必要というお店があります。
この場合は、「この店は、有料で大盛りにできる」などという文章にできます。
さらに、アプリを使用する時、ダウンロードするための料金が必要なものがあります。
この場合は「有料アプリをダウンロードする」などと表現することができます。
「有償」とは?
「有償」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「有償」は「ゆうしょう」と読みます。
「有償」は、「受けた利益に償い報いること。
受けた利益に対して、対価を支払うこと」という意味があります。
反対語は「無償(むしょう)」になります。
「有償」という言葉は、法律用語のため、日常会話に乗ることはそれほど多く在りません。
例えば、ある会社が国有地を払い下げてもらうとき、対価を支払う必要がある場合があります。
この場合は、「国有地を有償で払い下げる」という文章にできます。
また、ある企業の持ちビルを、他の企業がもらい受ける場合があります。
この場合に、ある程度の対価を支払う場合は、「他企業から、ビルを有償でもらい受けることになった」などという文章にできます。
「有料」と「有償」の違い
「有料」と「有償」の違いを、分かりやすく解説します。
「有料」は、「料金が必要なこと」という意味があります。
一方で「有償」は、「受けた利益に償い報いること。
受けた利益に対して、対価を支払うこと」という意味があります。
何かをするとき、またはしてもらうときに、料金を支払う必要がある場合は「有料」という言葉を使い、お金も含めた、対価を支払うことを「有償」と呼びます。
そのため、「有料」と「有償」は、似た意味を持ちますが、対価がお金に限定している「有料」と、それ以外も含む「有償」という違いがあります。
さらに、「有料」は一般的に使用されている言葉なのに対して、「有償」は法律用語のため、日常生活ではほとんど使われていないという違いがあります。
まとめ
「有料」と「有償」の違いについて見てきました。
2つの言葉には明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。