この記事では、「一周」と「一週」の違いを分かりやすく説明していきます。
似た印象のある2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「一周」とは?
「一周」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「一周」は「いっしゅう」と読みます。
「一周」には「一回りすること。
ひとめぐり」という意味があります。
例えば日本から出発して、中国、ドイツ、イギリス、アメリカという具合に、地球をぐるりと一回りするような旅行を、「世界一周旅行」と言います。
また、ショッピングモールに買い物に行くとき、とりあえず、モール内をぐるりとめぐるとき、「ショッピングモールを一周する」と言います。
また、トラックで行われるレースが、あと一回りで終わるとき、「レースがラスト一周に入る」などと言います。
さらに話が巡り巡って、元通りの地点に来ることがありますが、このような状況を「話が一回りする」と言うことがあります。
他にも、「パン屋さんを始めて、ようやく一周年を迎えた」とか、「父が亡くなり、一周忌を迎えた」などと、「一周」という言葉を使った文章を作ることができます。
「一週」とは?
「一週」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「一週」は「いっしゅう」と読みます。
「一週」は「日曜日から、土曜日までの七日間」という意味があります。
例えば、小学校などで「一週間は、日曜日から土曜日まで、七日間あります」と説明するとき、「一週は、日曜日から土曜日までの、七日間で作られています」などと言い換えることができます。
次に「一週」には「ある曜日から数えて七日間」という意味があります。
例えば、月曜日に歯科医に行って、七日後の月曜日に再び歯科医を訪れる場合は、「一週後の月曜日に、歯科医に行く」などという文章を作ることができます。
「予定よりも一週遅れで、赤ちゃんが生まれた」という場合は、予定日の七日後に、赤ちゃんが生まれたことを意味します。
他にも「あと一週で、選挙だ」とか、「一週我慢すれば、除隊できる」などという文章を作ることができます。
「一周」と「一週」の違い
「一周」と「一週」の違いを、分かりやすく解説します。
「一周」には「一回りすること。
ひとめぐり」という意味があります。
一方で、「一週」は「日曜日から、土曜日までの七日間」という意味があります。
このように、「一周」と「一週」という2つの言葉は似た印象がありますが、このように、まるで違う意味を持ちます。
「一週間」について話したいときは、「一週」という言葉を使い、ある場所をぐるりと回るときなどは、「一周」という言葉を使うようにしましょう。
まとめ
「一周」と「一週」の違いについて見てきました。
「一周」と「一週」はほとんど同じように見えますが、2つの言葉には、実は大きな意味の違いがありました。
あらためて本当の意味を知ることで、2つの言葉を混同せずに使い分けることができるようになりそうです。