この記事では、「仕様」と「設計」の違いを分かりやすく説明していきます。
「仕様」とは?
「仕様」とは、対象の詳しい形状や仕様する部品、性能などの規定になります。
新たな製品が作られる際には、まずこの「仕様」を決め、それに沿って作っていくものです。
逆に、これが決まらないと作り始めることができず、これができれば後はそのように作るだけだということになります。
ですが、内容によっては、どう考えてもその通りには作れないという場合もあり、そういった時には、途中でこの内容を変える「仕様変更」が行われることがあります。
「設計」とは?
「設計」とは、機械物や建物、システムなどの構築に関する詳細を示したものです。
図面になることが多く、ここが何センチ、何メートルといった内容だったり、システムの場合はソフトウェア的な内容まで含まれます。
「設計図」として使われると、先のような図面のことになり、構築はそれを元にして行われることになります。
ですが、「完成図」とは異なるので、場合によっては途中でどこかに変更が生じてもおかしくなく、そのまま完成に至るとは限りません。
「仕様」と「設計」の違い
「仕様」と「設計」の違いを、分かりやすく解説します。
「仕様」は、より詳細な「設計」だと考えることができる言葉です。
ただし、これらには対象によって向き、不向きがあり、ビルの「仕様」とは使わず、詳細な内容であっても「設計」とする方が合っています。
ソフトウェアの場合には、どちらを使用しても構いませんが、「設計」より「仕様」の方が細かさが表れる表現なのは間違いありません。
尚、どちらも必ずしもその通りに作らないといけない訳ではなく、特に「暫定的な設計」などと使われた時には、途中で変更があって然るべきだとおいた方がいいでしょう。
まとめ
「仕様」と「設計」には、このような違いがあります。
使える対象と内容が多少異なるだけで、大まかには同じようなものだと考えて構いません。