この記事では、「更地」と「空地」の違いを分かりやすく説明していきます。
「更地」とは?
「更地」とは、一般的には、建物などが建っていない土地の表現になります。
「建物が老朽化したので、壊して一度更地にしよう」のような使い方をする言葉で、土地の呼び方の1つです。
ただし、不動産業界では、ただこれといって何も建っていない土地という意味ではなく、その状態で且つ、民法上の「地上権」、「貸借権」が付いていないという点もクリアしていないと、この「更地」とは表現していません。
それらが付いている場合は「底地」と表現されます。
「空地」とは?
「空地」は、特に建物などがなく、基本的に誰もが自由に使える土地のことです。
その為、主に特定の個人や団体が所有者ではなく、国や自治体などが管理している土地に使われ、広義には、公営の公園や駐車場なども含む言葉です。
実際には、ぽっかりと空いている土地に対して広く用いられることが多く、上の「更地」をこの「空地」と呼んでも間違いではありません。
その場合には、建物が建っていないというだけで、「地上権」や「貸借権」までに言及していないと考えていいでしょう。
「更地」と「空地」の違い
「更地」と「空地」の違いを、分かりやすく解説します。
「更地」は、特に建物などがなく、空いているように見える土地で、不動産業界では、先の民法上の権利についてまで考えて使われる言葉です。
「空地」は、その権利については考えない空いている土地という表現で、主に公共の所有地となっている場所のことです。
個人や企業などが所有者の場合でも、誰もが自由に使うことができる土地であれば、この「空地」と表現することができます。
まとめ
「更地」と「空地」は、このような言葉です。
「更地」は、そのようにする、そうなったなどという使い方が多く、建物などがない空いている土地という意味で使うには、「空地」の方が一般的な言葉となっています。