この記事では、「ニセ」と「エセ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ニセ」とは?
「ニセ」は、本物ではないことで偽物という本物のように見せているものです。
よって、「ニセ」は、精巧な偽物であれば、実は本物を超えることもあり、そうなると話がややこしくなります。
なぜなら、包丁に偽物があったと仮定し、その似せて作られた会社側が自分たちの包丁を似せて作ったと訴えても、性能が「ニセ」のほうが上である場合、「ニセ」側が本物で本来の本物を作っている包丁を製造している会社がまがい物の「ニセ」と言われるため、話がややこしくなるのです。
「エセ」とは?
「エセ」は、本物のように似せようとしていることですが、残念ながら本物に似ていないことです。
「エセ」は似非と書きまして、似ているように見えるが非なるものという意味になるので、似ているように見せようとしているが似てないことです。
つまり、努力しているが似ていないことを意味します。
「ニセ」と「エセ」の違い
両者の違いは、努力の方向性が異なり、「ニセ」は本物であると騙すために頑張り物づくりや役作り等をしますが、「エセ」の場合、似せようと勉強中ですが実際は似ていないことなので努力の方向性が騙すという点にない点です。
「ニセ」の例文
・『ニセのゲーム機が販売されている』
この例は、本物と異なるまがい物でだますことのみを重点に置いた商品が販売されているという例です。
「ニセ」は、偽物であることが前提でだましてそのものを押し付けることが前提なのでこの例は、偽物を販売して押し付け利益を得ようとしているものがいるという例になります。
「エセ」の例文
・『あの医者はエセである』
この例は、あの医者は努力していると思うが藪医者だという例です。
「エセ」は、医者であれば医者であるよう努力して似せようとしており、本当に医師なんですが能力不足によって医者ではないと言われているに過ぎません。
まとめ
「ニセ」は、騙すことが重点で例えば、ニセライダーのように仮面ライダーの偽物も相手を騙して信用させて実はショッカーでしたと正体を明かすことで相手の信頼を失わせるなどライダー自体の信用を失わせようとするのが「ニセ」です。
ですが、「エセ」の場合は、「エセ関西弁」のように必死に似せようとしてますが、あまりにもアクセントが独特であるが故、似ていないというのが「エセ」でエセの場合努力不足で似ていないという意味になるので相手を騙すということは重点としていません。
よって、「エセライダー」というものがあるのであれば、これは自分のことを仮面ライダーだと思っている一般人が必死になって仮面ライダーになろうとしているだけなんですが、これはこれでかなり危険な考え方でそこら辺にいるおじさんがライダーになろうとしているにすぎません。
ただ、犯罪なのでは?という面においては、「ニセ」が断然犯罪であると言えます。