この記事では、「褒める」と「認める」の違いを分かりやすく説明していきます。
「褒める」とは?
「褒める」は「ほめる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「相手の行いを優れていると評価して、伝えること」という意味で、相手のしたことに対して、優れている、高く評価しているということを言葉で伝えることです。
2つ目は「相手の行いを素晴らしい、立派だと人に伝えること」という意味で、その場にいない相手に対して高く評価していることを、他の人に伝えることです。
3つ目は「祝いの言葉を述べる」という意味で、言葉で喜びや祝い表すことです。
上記に共通するのは「良い言葉を伝える」という意味です。
「褒める」の使い方
「褒める」は「相手の行いを優れていると評価して、伝えること」「相手の行いを素晴らしい、立派だと人に伝えること」「祝いの言葉を述べる」という意味で使われます。
動詞として「褒める・褒めた」と使われたり、副詞として「褒めて育てる」などと使われたり、名詞として「お褒めにあずかる」などと使われたりします。
基本的に、相手の行いに対して、優れいている、立派であると、本人や他の人に良く伝えることに使われる言葉です。
「認める」とは?
「認める」は「みとめる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「存在に気付く」という意味で、あるものの気配をそこに感じ取ることです。
2つ目は「見て確かにそうであると判断する」という意味で、実際に見たり調べたりして、確かにそうであると受け入れることです。
3つ目は「正しいとて受け入れること」という意味で、そうしても良しとして受け入れることです。
4つ目は「人並み以上の能力があると判断する」という意味で、一定水準より優れた能力があると判断することです。
5つ目は「注意してじっと見る」ということで、視界に入れて意識しながら見ることです。
上記に共通するのは「確かだと判断する」という意味です。
「認める」の使い方
「認める」は「存在に気付く」「見て確かにそうであると判断する」「正しいとて受け入れること」「人並み以上の能力があると判断する」「注意してじっと見る」という意味で使われます。
動詞として「認める・認めた」と使われたり、副詞として「認めて評価する」などと使われたりします。
基本的に、ある物に対して確かにそうであると判断して受け入れることに使われる言葉です。
「褒める」と「認める」の違い
「褒める」は「相手の行いに対して、優れいている、立派であると、本人や他の人に良く伝えること」という意味です。
「認める」は「ある物に対して確かにそうであると判断して受け入れること」という意味です。
「褒める」の例文
・『部長が君のことを手放しで褒めていた』
・『子供は叱るよりも褒めて育てた方がいい』
・『トラブルに面した時の部下の対応を褒める』
・『そのことはあまり褒められた話ではないので割愛する』
「認める」の例文
・『病院で検査をしたが、どこにも異常は認められなかった』
・『彼は自他共に天才だと認める人物だ』
・『彼氏に問い詰めたところ、浮気したことを認めた』
・『今回の試験は教科書の持ち込みが認められている』
まとめ
今回は「褒める」と「認める」について紹介しました。
「褒める」は「本人や相手に良く言う」、「認める」は「確かであると判断する」と覚えておきましょう。