「作文」と「小論文」の違いとは?分かりやすく解釈

「作文」と「小論文」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「作文」「小論文」の違いを分かりやすく説明していきます。

「作文」とは?

「作文」とは?

「作文」は、相手に対して認められることはどうでもよく、自由に書き記すことが許されており、とりあえず文章となるものが記載されていて文章が成立していれば、「作文」です。

「作文」は、内容については、自分が思っていることや感じていることを記し、第3者がそれを見てどう思うかであり、反省文も実は「作文」の一つであれも認められるかどうかは別にどうでもよいと言ってよく、なぜ、反省が必要で第3者が反省しているかどうかを客観的に見るもので、認められずとも書き記すことが重要なのが反省文という「作文」になります。

よって、「作文」は内容が認められればそれでよし、だめでもそれで一応良しとするものです。

「小論文」とは?

「小論文」とは?

「小論文」は、根拠に基づき第3者に対してであると言い切ることで、目的においては、自分の研究や考えに賛同してもらうことが重要になります。

よって、第3者が認めないものは、「小論文」にはならず、「作文」扱いです。

「作文」と「小論文」の違い

「作文」と「小論文」の違い

両者の違いは、目的が異なり、「作文」は目的においては認められるというものはどうでもよく、姿勢が重要で何かを書き記してその文章を見せることが重要です。

一方、「小論文」は自分の考えや研究を認めてもらうことが重要なので目的においては認められることが重要になります。

よって両者の違いは、認められるという目的があるか否かです。

「作文」の例文

「作文」の例文

・『作文のコンクールで認められた』
この例は、自分の体験したことを書き記したものが認められたというものです。

「作文」は内容は別になんでもよく、自由なので自分の体験を記すことにした場合、認められればそれでよし、そうでない場合、それもよしになります。

「小論文」の例文

「小論文」の例文

・『教授から小論文が却下された』
この例は、教授から自分の研究成果や考えを記したものが却下されたというもので、「作文」と変わらない評価を受けた例です。

「小論文」は、自己の考えと研究を第3者に認めてもらうことが重要なので却下された場合、単なる「作文」です。

まとめ

まとめ

「作文」についてはとりあえず、話が通じて内容が理解してもらえればそれでよしというものでたとえ内容が面白くなくともよいものでだれからも内容について賛同してもらえなくともよいものだという認識でよいでしょう。

一方、「小論文」は、問答のようなもので、偉い方を納得させる答えを記して相手に自分の考えを通すものだという認識で、認められないと意味がないものだという認識でよいでしょう。

よって、教授から、「小論文」が認められず、「単なる作文」と言われてしまうのは、説得力がない研究結果や自分の考えであるが故、相手が納得していないわけです。

「作文」は、何かを記すという姿勢だけしかほめていないので、「小論文」と比較した場合、説得力と自分の考えが不足しています。

だから教授によっては、出来の悪い「小論文」を作文というわけです。