この記事では、「中途」と「途中」の違いを分かりやすく説明していきます。
「中途」とは?
「中途」は、目的や目的地があると仮定した場合、その半分を過ぎたということです。
よって、「中途半端」というのは、目的の半分を過ぎているのにという意味で「中途半端に投げ出す」というのは目的が半分まで達成しているのに放棄したという意味になります。
「途中」とは?
「途中」は、目的だったり目的地があると仮定した場合、その道を歩いている間のことです。
間とありますが、どこら辺を歩いているかはどうでもよく、目的や目的地に向かっている姿勢を示すのが「途中」になります。
よって「途中」で投げ出すという言葉は、目的や目的地に向かうという行為を破棄するという意味になるので目標が運動選手になるというものだった場合、運動選手になるのをあきらめるということです。
「中途」と「途中」の違い
両者の違いは、目的地に到達するということであれば、「中途」は目的地にたどり着く道の半分を過ぎていますが、「途中」はどのあたりを過ぎているかわからないという違いがあります。
よって両者の違いは、どのあたりにいるかが分かるかそうではないかです。
「中途」の例文
・『中途半端な出来の自動車』
この例は、まだ半分程度しか組み立てられていないという例です。
つまり、未完成の自動車で、完全に組み立てられていない自動車なのでおそらく自動車としての機能は持ち合わせていないでしょう。
ただ、一応自動車の完成の半分は突破しているので感性は時間の問題とも見て取れます。
「途中」の例文
・『まだ自動車の完成は途中である』
この例は、自動車の完成という目的があり、その目的の道に沿っているだけだという例です。
つまり、目的の半分すら突破しておらず、どのあたりまで自動車が完成しているかがわかりません。
よって、自動車の完成度を問われても何パーセントまで完成していると言えていないあたり、自動車の製造を手掛ける人物が自動車の完成度の進展を理解しているわけではないということです。
まとめ
「中途」については、「中途半端」という言葉があるように一応真ん中というあたりまで物事は進展していますというのが「中途」です。
よく、「中途」を全然進展してないのに「中途」という言葉を使用する方がいますがあれは間違いで全然物事が進展してないなら、「途中」が正しいです。
「中途」は絶対原則において中間を過ぎていないと「中途」を名乗ってはいけません。
にもかかわらず、「中途」と名乗った場合、自動車のプロトタイプの製造などではもうそんなにも自動車が完成しているのかとなり、現場に偉い人が見に来ると実は、「途中」だったということもあり、両者の言葉は、使い方が重要なのです。
「中途」は絶対に中間を過ぎている状況でないと使用してはいけない、「途中」は作業が始まったら「途中」だという認識を持たないと本当に工場などでは現場が混乱しますので注意しましょう。