この記事では、「アライアンス」と「パートナーシップ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アライアンス」とは?
「アライアンス」は、戦略の一つで、同盟や提携というように第3者の勢力と一応の協力関係を築くことです。
よって、「アライアンス」は、両者が合意のうえで成立し、パワーバランスについては、どうでもよいという認識で、相手側の勢力のほうがパワーがあれば無理やり味方に引き込むことも可能なのが「アライアンス」という戦略になります。
ただ、「アライアンス」は両社の企業が独立している必要性があり、経営などについては口出しをしたり資金を援助するという考えはありません。
「パートナーシップ」とは?
「パートナーシップ」は、企業同士がお互いに協力し合って資金なり、技術などを提供して「パートナーシップ」という枠組みに入っている企業同士を援助するという考えです。
よって利点においては、「アライアンス」と異なり技術を得ることが可能である点と資金面に余裕ができます。
反面、救う気持ちが無くなりだすと同盟会師匠という形に陥るのが「パートナーシップ」です。
「アライアンス」と「パートナーシップ」の違い
両者の違いは、同盟という関係性において形式上の物で、利益を追求するためだけの同盟であるか、技術提供や資金提供を受けて会社を安定させようとするかという違いです。
「アライアンス」は会社を安定させるのではなく、収益を重視して、相手と協力するというもので「パートナーシップ」は助け合いの精神になります。
「アライアンスの例文
・『アライアンスとは、企業同士の顧客の共有にある』
この例はアライアンスの目的を述べています。
「アライアンス」はいわば企業同士の顧客を共有することにあり、顧客を共有したいが故同盟を行うのです。
よって、両者のうち、どちらかに利害関係が出てくると脆いのがこの「アライアンス」という同盟関係になります。
「パートナーシップ」の例文
・『パートナーシップの枠組みに入り技術提供を受ける』
この例は、企業同士が助け合いの精神で活動している「パートナーシップ」に入ったというものですが、この枠組みに入れるのは、技術なり、資金があるからで、それらが無くなれば、「パートナーシップ」は解消されます。
つまり、役立たずになれば捨てられるというものです。
まとめ
「アライアンス」であれ「パートナーシップ」であれ、共通している点は、役立たずになれば同盟から外されることです。
「アライアンス」は提携という方針ですが、これは一つの製造工場であればそれを共有するという考え方で、両者の会社のノウハウが入り生産性を挙げますがノウハウが不要である、となり始めたり、顧客がうまく共有できないという問題が生じると同盟から外されたり外れるものが生まれます。
これは「パートナーシップ」も同様に助け合いの精神でありますがビジネスですので助ける必要性が無くなれば、同盟が解消となるので両者ともにいえる点は、結局のところ会社が儲かるか儲からないかかが縁の切れ目です。