この記事では、「要点」と「ポイント」の違いを分かりやすく説明していきます。
「要点」とは?
「要点」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「要点」は「ようてん」と読みます。
「要点」は、「物事の中心となるところ。
重要な点」という意味があります。
例えば、小説を読んだ時に、どの部分が中心なのかを説明することがあるかもしれません。
この場合は「小説の要点を語る」などと言います。
また、会議の席などで意見が飛び交っている時、見当違いな意見が多い場合があります。
この時は、議題に含まれる重要な点を参加者が失念している可能性があります。
このような時、「議題の要点を理解して、発言して下さい」などと注意を促すことができます。
また、上司から指示があった時、話の中の重要な点を理解するのが得意な人は、「話の要点をつかむのが得意な人」と言われます。
このように、物事の中心となるところや、重要な点について話すときは、「要点」という言葉を使ってみましょう。
「ポイント」とは?
「ポイント」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「ポイント」は英語で「point」と表記します。
「ポイント」は「点。
箇所」という意味があります。
例えば、スタート地点のことを「スタートポイント」と言うことがあります。
また「ポイント」には「要点。
勘所」という意味があります。
例えば授業中に、ここが重要な点だと先生が生徒に示すとき、「ここが今回の授業のポイントだ」などと言うことがあります。
さらに「ポイント」には「点数」という意味があります。
バスケットの試合で、連続で点数を重ねていく場面で「ポイントを重ねる」などと言います。
また、釣り好きな人が「ポイント」と言う場合は、「釣りで魚が集まり、釣れるところ」と言う意味があります。
「ポイントに到着したので、釣りを始めてください」などと釣り船の船長がアナウンスすることがあります。
このように「ポイント」には、たくさんの意味があります。
「要点」と「ポイント」の違い
「要点」と「ポイント」の違いを、分かりやすく解説します。
「要点」は、「物事の中心となるところ。
重要な点」という意味があります。
また「ポイント」には「要点。
勘所」という意味があります。
このように、「ポイント」は、「要点」をカタカナ語にしたもので、同じ意味を持ちます。
そのため、「要点」と「ポイント」を入れ替えても意味が通じ、問題もないでしょう。
ただし「要点」には「重要な点」という意味しかないのに対して、「ポイント」には、先述したようにたくさんの意味があります。
どうしても「重要な点」という意味を持たせたいときは「ポイント」よりも「要点」という言葉を使うといいのではないでしょうか。
まとめ
「要点」と「ポイント」の違いについて見てきました。
2つの言葉には特に意味の違いがありませんでした。
話す場の雰囲気や、話す相手などによって、使い分けるといいのではないでしょうか。