この記事では、「増築」と「改築」の違いを分かりやすく説明していきます。
「増築」とは?
「増築」とは、現在ある建物に、新しい建物をつけ加えるという意味になります。
「増築」と同義語に「建て増し」という言葉もあります。
同じ意味ですので併せて覚えておくといいでしょう。
「父の書斎を増築するので庭が狭くなる」「子供部屋の増築もいずれは考えておかねばならない」「増築できるスペースはないので物置部屋を借りることにした」などと、使います。
「改築」とは?
「改築」とは、建物を全部取り壊す、もしくは一部を取り壊し、作り変えることを言います。
「アパートの改築工事が始まるので騒音が気になる」「この際、改築して平屋にしたらどうだろうか」「昨年、改築したばかりなので、新築同様だ」などと、使います。
「増築」と「改築」の違い!
「増築」と「改築」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも建物を新しく作るといった意味合いは共通です。
ですが、言葉の意味はまったく違うものですから、混同しないようにしてください。
「増築」とは、今ある建物にさらに新しい建物をつけ加えるという意味になります。
例えば家に「増築」するとなりますと、もともとの古い部分と新しい部分が合わさるといったイメージです。
一方で「改築」ですが、こちらは、もともとある建物を全部取り壊す、もしくは一部分を壊すなどして、新しく作り変えることを言います。
つまり「増築」の場合は新しく作り足すだけですが、「改築」の場合は作る前に「壊す」という作業が必ずあるわけです。
これが「増築」と「改築」の違いとなります。
「改築」は全部を取り壊すこともありますので「増築」よりも大掛かりな工事、作業になることも多い印象です。
まとめますと「増築とは今の建物に新しい建物をつけ加えること」「改築とは全部取り壊す、もしくは一部分を取り壊すなどして、新しく作り変えること」となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「増築」と「改築」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
「増築」は一部分が新しくなる、「改築」は壊して作り変えるという風に覚えておきますと混同しなくなります。
言葉の意味を正しく理解して使ってください。