「帰る」と「戻る」の違いとは?意味を詳しく解釈

「帰る」と「戻る」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「帰る」「戻る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「帰る」の意味や使い方

「帰る」の意味や使い方

「帰る」の意味と使い方について紹介します。

意味

「帰る」の意味は、「人やものが元々住んでいた場所や本拠地としている場所へ移動すること」です。

自分が活動する拠点となる場所から離れてた地点にいて、そこから元の場所に移動することを言います。

使い方

「帰る」は動詞で、「帰る・帰った」として使い、他動詞は「帰す」で、名詞形は「帰り」になります。

実家や生まれ故郷はその人の本拠地に当たるので、「実家に帰る」「故郷に帰る」と言います。

基本的に、本拠地となる場所からある一定期間離れた場所に留まっていた時に使われます。

因みに、本拠地に帰った後、再度同じ離れた場所に移動する時には「戻る」を使います。

「戻る」の意味や使い方

「戻る」の意味や使い方

「戻る」の意味と使い方について紹介します。

意味

「戻る」の意味は、「人やものが、元あった場所に移動すること」です。

その場所は、故郷や活動拠点などではなく、一時的にいた場所を表します。

使い方

「戻る」は動詞で、「戻る・戻った」として使い、他動詞は「戻す」で、名詞形は「戻り」になります。

単に「元いた場所に移動すること」であり、その場所に特に意味はなく、一時的であったも使えます。

「帰る」の様にリラックスする為に行くのではなく、何か用事があってその場所に行かなくてはならないとうイメージがあります。

「帰る」と「戻る」の違い

「帰る」と「戻る」の違い

「帰る」「戻る」の違いについて紹介します。

場所の違い

「帰る」は、「本拠地となる場所に移動すること」です。

「戻る」は、「単に元いた場所へ移動すること」です。

目的の違い

「帰る」は、「自宅や故郷などリラックスする為に移動すること」です。

「戻る」は、「仕事などの用事で移動すること」です。

「帰る」を使った例文と意味を解釈

「帰る」を使った例文と意味を解釈

「帰る」を使った例文と意味を解釈します。

「帰る」を使った例文1

「お盆の時期は毎年実家に帰ることにしている」

実家を離れて暮らしている人が、お盆の時期には必ず実家に顔を見せに行くと言っています。

「帰る」を使った例文2

「飲み会を断って家に帰った」

飲み会に誘われていたのですが、疲れていたり家でやりたいことがあった為に断ったことを表しています。

「戻る」を使った例文と意味を解釈

「戻る」を使った例文と意味を解釈

「戻る」を使った例文と意味を解釈します。

「戻る」を使った例文1

「休暇が終ったらまたアメリカに戻る」

仕事でアメリカに赴任している人が、休暇で一時的に日本に来ていました。

休暇が終ればまたアメリカに行かなければならない時の表現です。

「戻る」を使った例文2

「映画館に忘れ物をしたので戻って探した」

映画館に行った時に忘れ物をしてしまいました。

建物を出てから気付いたので、引き返して探したことを表しています。

まとめ

まとめ

「帰る」「戻る」は、その場所がどの様な場所かで使い分けられます。

何をしに行くのか目的を考えれば分り易いでしょう。